景気づけのためレストランにマネキンの頭を飾ったところ、「密」と勘違いされ警察に通報される事案(オーストラリア)

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景気づけのためレストランにマネキンの頭を飾ったところ、「密」と勘違いされ警察に通報される事案(オーストラリア)
景気づけのためレストランにマネキンの頭を飾ったところ、「密」と勘違いされ警察に通報される事案(オーストラリア)

マネキンの頭を人間と勘違い事案 image credit:Continental Cafe/Facebook

 新型コロナウイルスによるパンデミックで、徹底した外出制限が敷かれていたオーストラリアでは、幸いにして感染拡大が抑制され、今月から緩和措置が取られている地域もあるようだ。

 しかし先月は、各地のレストランにおいてはテイクアウトやデリバリーのみの営業を許可されていただけで、閑散とした状況だったというう。

 そんな中、クイーンズランド州にあるカフェレストランが、隣の美容院から譲り受けたマネキン人形の頭部をテーブルに置き、人のいるレストランをイメージして景気づけをしようとしたところ、その光景を見て勘違いした人が「密が発生している!」と警察に通報。警官が駆け付ける事態となってしまった。『10daily』などが伝えている。
・マネキン人形の頭を店内テーブルに飾ったレストラン経営者

 クイーンズランド州ニューファームにある『コンチネンタル・カフェ』の経営者ボウ・ダウンズさんは、他のレストランやカフェ経営者同様、厳しい営業規制を敷かれたパンデミックの状況に辛い気持ちを抱えていた。

 閉店した現在は、テイクアウトのみ営業が許可されている。しかし、人が全くいない店内というのはなんとも寂しいものだ。

 そんな時、隣の美容院から廃棄予定のマネキン人形を譲り受けた。最初、ダウンズさんはそれらを家に持ち帰って、幼い娘の遊び道具にしようと考えていた。

 だが、閑散とした店内を見回しているうちにあるアイデアを思い付いた。

 そこで、店内が客で賑やかになるという状況をイメージし、ダウンズさんはマネキンの頭部をテーブルに並べた。

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image credit:Continental Cafe/Facebook

 各テーブルにマネキンの人形を置いた図は、少々不気味に見えてしまうが、ダウンズさんは写真を撮って4月20日にFacebookで「人のいないレストランなんて誰も好きじゃない」とキャプションをつけてシェアした。

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image credit:Continental Cafe/Facebook

 ところが、これがちょっとした問題になってしまった。

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image credit:Continental Cafe/Facebook

・「密で集まっている!」勘違いした目撃者、警察に通報

 ダウンズさんとしては、マネキンの頭をテーブルに置き、客に見立てることで景気づけをしただけなのだが、この光景を外から見た人は、暗がりで店の中がよく見えなかったのか「人が違法に集まっている!」と思ってしまったようだ。

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image credit:Continental Cafe/Facebook

 通報を受けたクイーンズランド州警察のパトカーが店の前にライトを点滅させて停止したのを見たダウンズさんは、警官に近付き、何も違法なことはしていないとマネキンの頭のことを説明した。

 とんだ勘違い通報とわかった警察は、ダウンズさんを咎めることなく笑いで受け流してくれたため、幸いにもダウンズさんは事なきを得た。

 「レストランは、自分と家族にとって単なる食べ物やテイクアウトを提供するだけの場所以上のもの。地域社会との繋がりを保つ大切な場所なのです。」と語るダウンズさんは、通常通り営業できない寂しさをマネキンの頭を飾ることで少しでもまぎらわそうとしていたようだ。


 なお、この騒動を知った美容室のオーナーは驚いたものの、「店で要らなくなったものを誰かが使ってくれるのは素晴らしいことです」とメディアに話している。

written by Scarlet / edited by parumo
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