廃墟でありながらロマンたっぷりの美しいドイツ・ハイデルベルク城を訪ねて (2/3ページ)
フリードリヒ館に向かって右にある建物は、16世紀後半に建設された「オットーハインリヒ館」。上階部分はファサードしか残っていませんが、それでもかなりの存在感です。
建物の1階部分には「ドイツ薬事博物館」が入っていて、薬の歴史が学べます。材料や薬の保存に使われていた美しい容器の展示も多く、薬に興味のない方でも楽しめますよ。
そしてハイデルベルク城で外せない見どころのひとつであるのが、この巨大なワイン樽。代を追うごとに大きくなり、現在の樽は容量が21万リットル以上もあるのだそうです。実際に樽の上に上ることもでき、その巨大さが肌で感じられます。
樽の正面にいるのは、道化師のペルケオ。選帝侯によりワイン樽の監視を命じられていた人物で、本人も大の酒飲みだったという伝説が残されています。
大樽を見た後は、お城のテラスからハイデルベルクの旧市街を眺めてみましょう。ネッカー川のほとりに佇む風光明媚な町並みは、いつまで見ていても飽きません。