マツコも本音!芸能界にも蔓延する「働きたくない」新・五月病
新型コロナウイルスの影響で、撮影や番組収録がストップしている芸能界。マツコ・デラックス(47)が5月11日の『5時に夢中!』(TOKYO MX)にリモート出演した際、自粛生活を経て明かした心境が話題となっている。
「この日マツコは音声のみのリモート出演だったんですが、全裸状態だとカミングアウト。その後、自粛生活について、
“普段からどんないい加減な仕事しているんだろうって思って、皆さん大変な思いをされていますけど、この業界(芸能界)はあってもなくても一緒だっていうのがよく分かりましたよ”
と話しています」(放送作家)
マツコは5月4日深夜の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)でも、約3週間ほどテレビの仕事がなくなったことを話していた。その際、元からインドア派だったため、巣ごもり生活は苦ではないことも明かしている。
「逆に、外出自粛に慣れてしまい、“もう働くの嫌になってきちゃった”“この状況に、体が慣れきってしまって、ちょっと私無理かも、前みたいな生活するの”と、復帰後に元通りの芸能活動ができるのか困っている様子も『夜ふかし』で明かされていますね。この状況下で働いている人に対しては、ちょっとぜいたくすぎる悩みですが、マツコに限らず、“コロナが明けても以前の様な生活に戻れないかも”と思う人は少なくない。平時はほぼ休みがない売れっ子芸能人たちにとっては、なおさらです。
『夜ふかし』でマツコとMCを務める関ジャニ∞・村上信五(38)も、マツコの発言を受けて“それはオレも思うな。俺は相当無理してたんやなと思ったもん”と、賛同しています」(番組関係者)
■多くの芸能人が”五月病”状態
コロナで休みが続いた結果、調子を取り戻せずに困っている芸人もいる。
「オードリー・若林正恭(41)も、コロナの影響で1週間に3日ほどしか仕事がなかったことを5月9日深夜の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で明かしていてます。その後、テレビ局もリモート収録に慣れて仕事量は戻り始めたらしいんですが、収録中止による連休が続いた影響で仕事に熱が入らず、 “五月病のちょっと強めのやつきてる”と、苦笑していました。
テレビだけで単独4本、コンビ出演で9本のレギュラー番組を持っている若林にとっても、このコロナは良くも悪くも降ってわいた“休日”でしたからね……」(ラジオ局関係者)
4月19日の『TOKIO WALKER』(NACK5)で「10日間で2キロ太ってしまった」と明かしたTOKIO・松岡昌宏(43)や、4月26日のインスタライブで16時少し前に起床し、「昼夜逆転状態」と明かした広瀬すず(21)のように、長期の自粛生活で生活バランスを崩してしまった芸能人も少なくない。コロナによる多くの撮影休止が、本来なら多忙な芸能人を全体的に“五月病”のような状態にしてしまったのだ。
■SNSは”コロナ明け”を不安視する声多数!
「SNSを見ると一般人も似たような悩みを抱えていて、
“気持ち以上に体がついていけなそう”“いきなり週5出勤は無理”“在宅とかリモートで仕事が成立してる人がコロナ終息後またオフィスに毎日出勤するとかできると思う?”と、やはりコロナ明けに生活を戻せるのか不安視する人が非常に多い。若林やマツコのように、しばらくは本調子を取り戻せない人も多いでしょうね」(Webライター)
テレワークの難しい現場では、たとえば7日に東芝がコロナ感染のリスクを抑えるためにグループ工場の製造現場で週休3日制を導入する方針を発表しているが……。
「経団連の中西会長も11日の記者会見で接触機会の8割削減に向けた一例として『週休3日制』を示したりと、新たな勤務形態を模索してはいます。しかし“仕事量を週休2日のまま週休3日に移行すると、1日の勤務時間が10時間になってしまうのでは”と不安視する声がSNSで見受けられます。コロナ明けではなく、あくまでも現状の対処法ですが、本格的にコロナが収束したらどうなるか、不安な在宅ワーカーも多いでしょうね」(前同)
医療関係者や運送、ライフラインなどリモート勤務が不可能なエッセンシャルワーカーにとってはぜいたくすぎる悩みだが、芸能界も一般企業も、コロナ収束後に元の生活には戻れなさそうだ……。