トニトニ理念崩壊⁉HiHi Jets、美 少年…夢を消したタッキーの腹の中

日刊大衆

トニトニ理念崩壊⁉HiHi Jets、美 少年…夢を消したタッキーの腹の中

 5月13日、ジャニーズの新ユニット『TWENTY★TWENTY』(トゥエンティ・トゥエンティ)が発表された。同ユニットは、Mr.Children(ミスチル)の桜井和寿(50)が作詞と作曲を手掛けたチャリティソング『smile』を歌唱。CDの収益金は支援活動に充てられることになるという。

 ユニットには、V6KinKiKidsNEWS山下智久(35)、関ジャニ∞KAT-TUNHey!Say!JUMP!、Kis-My-Ft2SexyZoneA.B.C-ZKing&PrinceジャニーズWESTSixTONESSnowManの15組76名が参加する。

「2019年7月に亡くなったジャニー喜多川氏は、長らくトニトニ構想を持っていました。ジャニー氏が考えていたのは、ジャニーズJr.から選抜された40人がグループを組み、メジャーデビューを目指す構想だったと言われています。

 しかし、今回、実際に発表されたユニットのメンツは、全員がいわゆるデビュー組。これにはファンも予想外だったようで、“トニトニという名前はJr.に使われるべきものであってデビュー組が使うものじゃない”や“デビュー組で何かやるのは構わないけどトニトニって名前使うのおかしい”といった反発の声も見られます」(女性誌記者)

 2013年9月の『女性自身』(光文社)の記事によると、構想自体は2013年3月に打ち出され、同年9月28日の舞台『ジャニーズ2020(トニトニ)ワールド』の制作発表で、ジャニー氏が40人規模の大グループ“Twenty・Twenty”の人選を開始すると宣言した。

「2018年には、東京五輪を目指して、舞台『ジャニーズ伝説2018』にトニトニの候補生を出演させると、具体的なメンバー選出まで話は進んでいたのです。しかし、ジャニー氏が亡くなってしまったことから計画がストップしてしまいました」(前同)

■滝沢氏が計画を引き継いだはずが…

 ジャニー氏が亡くなり、ストップした計画は、滝沢秀明副社長(38)が引き継いだと言われていた。

「滝沢氏が引き継いだ後は、ジャニー氏の生前に言われていた40人の大グループではなく、いくつかのグループを合わせ40人をデビューさせるのではという話もありました。

 6人組のSixTONESと9人組のSnowManが今年1月22日にデビュー。そして今年、この先、SixTONESとSnowManに加えて、5人組のHiHi Jets、6人組の美 少年、7人組のなにわ男子、同じく7人組のTravisJapanがデビューすると言われていたんです。というのも、全6グループの人数を合わせると40人。ジャニー氏の“トニトニ構想”と人数がピッタリ合うということですね」(前出の女性誌記者)

 女性誌記者は続ける。

「ジャニー氏の生前の構想では、Jr.に活躍、デビューのチャンスを与えるという意味合いもあったと思うんです。しかし、デビュー組だけを起用してしまったトニトニは、ジャニー氏が思い描いていた当初の理念が崩壊しているような気がしますよね。これで、まもなくデビューするのではと言われていた、HiHi Jets、美 少年など4組のデビューは流れてしまったということでしょうか……」

 一方で、芸能プロ関係者は、「そんなことはないのでは」とし、こう続ける。

「今回のトニトニを実現させたことを含め、裏方に回ってからの滝沢氏の活躍は本当に目覚ましいですよね。今回のジャニーズと初コラボとなるミスチルの桜井さんを引っ張ってくる発想と、行動力は素晴らしい。まったく面識がなかったといいますからね。良いことだと思ったら、失敗を恐れずに正面から当たってみる。コロナ禍の日本を元気にするという理念への賛同はあるでしょうが、滝沢氏のそうした前向きな動きに、桜井さん共感したのではないでしょうか。

 滝沢氏は、昨年9月に東京ドームで行われたジャニー氏のお別れの会でも、バックヤードでインカムマイクを付けて、真剣な表情で走り回っていました。そして、現在は自らテレビ局に出向き、若手タレントやJr.の営業活動を精力的に行っているといいます。デビュー組はもちろんですが、ジャニーズJr.のプロデュースを行う会社・ジャニーズアイランドの社長でもある滝沢氏は、やはりJr.をもっとも大切に考えていると思います。そんな彼が、Jr.の活躍の場をなくし、デビューをできなくする、というようなことはありえないでしょう」

■Jr.たちの活躍の先には…

 TravisJapanは、5月7日発売の『anan』5月13日号(マガジンハウス)で表紙を飾り、重版が決定。同誌で表紙を飾ったJr.の重版は、SixTONESとSnowManに次ぐ3組目だという。

「なにわ男子は、3月5日から森永製菓の『ハイチュウ』のテレビCMに出演。HiHi Jetsは、3月13日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に初出演しました。さらに、美  少年は、メンバーの藤井直樹(19)が『レンタルなんもしない人』(テレビ東京系)でドラマ初出演をはたすなど、それぞれ活躍を続けています」(前出の女性誌記者)

 活躍の先に、彼らのデビューのチャンスはあるのか。前出の芸能プロ関係者は言う。

「ジャニー氏がプロデュースを仕切っていたときは、デビューするための基準が高かったと思います。コンサート以外では、地上波テレビを中心に、映画、舞台が主なジャニーズタレントの活動場所でした。仕事がたくさんあるわけではない。だから、人気を獲得できる子たちだけ、少数精鋭でグループを組み、デビューし、厳しい芸能界で生き残っていく。それは、デビューしたタレントたちが生涯食べていけるように、というジャニー氏の責任感もあったと思います。

 しかし、今は時代が変わった。現在はテレビ以外にもネットがあります。2年前まではネットに写真すら出さなかったジャニーズですが、今ではJr.がYoutubeで積極的に活動していますよね。YouTubeだけでなく、アマゾンやNetflixを始めとしたネット番組もあるし、プロモーションという意味では、インスタグラムもツイッターもある。

 また、SixTONESが海外での活動も視野に入れているという報道のほか、SnowManもアジアツアーを発表。日本だけでなく、海外での活躍も見込めます。こうした取り組みを仕切り、引っ張っているのは間違いなく滝沢氏です。滝沢氏は、まだまだジャニーズタレントたちが活躍でき、お金を稼げる未開拓の場所があると実感しているのではないでしょうか」

■トニトニに縛られずデビュー!?

 2月6日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、2009年から活動していたSnowManを「売れない」と見ていたジャニー氏に対し、滝沢は「新メンバーを導入しては?」などと、何度もデビューを提案していたという。

「結果的にジャニー氏の見方と違い、SnowManはデビューしてほどなく、地上波で冠番組が放送されるなど人気グループとなりました。これは滝沢氏の手厚いサポートの賜物でしょう。滝沢氏は彼らの営業を必死で行っていたといいますからね。

 おそらく滝沢氏は、元々トニトニ構想でデビューさせると言われてた未デビュー組のグループについても、売れさせる自信があるのだと思います。

 トニトニ構想に沿って無理に2020年内にデビューさせようとしても、新型コロナウイルスの終息の目処が立っていませんし、うまくプロモーションができないかもしれません。HiHi Jets、美 少年などの4組は、トニトニ構想に縛られることなく、時期を見て、なるべく早い時期にデビューさせていくつもりなのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 敏腕プロデューサーとしての名声を獲得しつつある滝沢氏。今後、Jr.たちをどのようにデビューさせ、売っていくのか。期待して待ちたい。

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