新川優愛や上戸彩も!『実は特撮俳優』~美人女優編~(1)

日刊大衆

新川優愛や上戸彩も!『実は特撮俳優』~美人女優編~(1)

 2007年に『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)を演じた佐藤健(31)や2009年に『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)で役者デビューした松坂桃李(31)のように、特撮ヒーロー番組を経てスターになった俳優は数知れない。

 しかし、特撮番組には主演以外にも数多くのキャストが出演している。特にテレビシリーズは基本的に半年から1年間の長期番組である都合上、1話限りのゲストキャラクターや端役が実に多い。映画作品の場合も、多くのエキストラが登場する。数年ぶりに視聴してみると、「えっ、あの人が!」と驚かずにはいられない人気俳優がゲスト出演していることは、実は珍しくない。

 今回は、そんな“特撮作品にゲスト出演した美人女優”を紹介していこう。

 なお、以降紹介する『スーパー戦隊シリーズ』と『平成仮面ライダーシリーズ』はすべてテレビ朝日系列のため、表記は割愛する。

わずか1分でミイラにされた仲間・ノンクレジットの上戸

 まずは、“完全なモブキャラ”として登場した2人の人気女優だ。

「1999年に公開された映画『ガメラ3 邪神覚醒』には、人気女優の仲間由紀恵(40)が出演しています。出番は1分未満、役名は“女性キャンパー”という、完全な端役です。

“キャンプ場で遊んでいたところを悪役怪獣・邪神イリスに襲われ、真っ黒なミイラのような姿で殺される”というショッキングなキャラを演じていました。

 特撮の出来も良く、けっこうグロテスクなシーンですが、襲われる際の悲鳴がどことなく棒読み気味であか抜けていないのが、時代を感じます」(特撮ライター)

 さらにマニアックな話だと、1998年から1999年まで放送されていた『ウルトラマンガイア』(TBS系)の第46話には、あの上戸彩(34)がノンクレジットで出演しているという。

「未知なる敵“根源的破滅招来体”による地球の危機が絶えない『ガイア』には、“破滅こそ救済”と考えるカルト教団が登場するのですが、上戸彩は信者としてエキストラで出演していました。当時のテレビの画質と、まだあか抜けていない顔つきから考えても、知らなければ気付かないレベルです。

 当時の上戸は『Z-1』というアイドルグループに所属しており、『快進撃TVうたえモン』(フジテレビ系)という番組に出演していました。同番組は特撮オタクで有名な京本政樹(61)も出演しており、その縁でMCの今田耕司(54)が“教団の教祖”として『ガイア』に特別出演。局を越えた、実はけっこう豪華な企画だったのです。

 しかし、局の違いもあり、セリフや出番も多い今田のみクレジットされ、番組レギュラーだったガレッジセールや、当時はコンビだった『ビビる』、そして上戸はノンクレジットで『ガイア』に出演したのが真相です。現在では、むしろ上戸の方が“スペシャルゲスト感”がありますね(笑)」(前同)

『売れっ子モデル』を現実でも達成した新木

 1、2話だけの出演のゲストヒロインとして、売り出し中の女優が番組に花を添えることがある。メインヒロイン以上の売れっ子になった女優2人を紹介しよう。

「2013年から2014年に放送された『仮面ライダーウィザード』は、“敵のターゲット(ゲスト出演者)を護衛する2話完結ドラマ”を積み重ねるスタイルで放送されたため、ゲスト出演者が実に多いのですが、後の人気女優もゲスト出演していたんですよ。

 物語が大きく動く第34・35話でゲストヒロインに抜擢されたのは、現在では『コードブルー』(フジテレビ系)や『モトカレマニア』(フジテレビ系)など、数多くの作品で活躍中の新木優子(26)。当時19歳の新木は“売れっ子人気モデル・清水千明”を演じましたが、後に本人も『non-no』(集英社)の看板モデルに成長することを考えると、感慨深いものがありますね。

 新木が出演したエピソードは“人間の心を持ったまま怪物になってしまった悲劇の存在”として描かれていた元美容師の敵幹部・ソラ(前山剛久)が、実際は“失恋がきっかけで、”黒い長髪で白い服“の女性を40人以上ハサミで殺害し続けてきたシリアルキラー”という、恐ろしい本性が判明する回でした。ザックリ長髪を切り落とされる新木と、その流れで彼女を殺そうとする前山の演技は、子供にとってはトラウマものでしょうね。怪人体ではなく、生身の姿での演出だったのも、逆に恐怖に拍車をかけています。

 直接的な描写はないものの、“不自然に置かれた大量の重し付きドラム缶”や、“ホワイトボード3台にびっちり貼られている被害女性の写真”、”ショッキングな効果音”など、子供向け番組の放送コードギリギリをついた恐怖演出も相まって有名な回です。それだけに、余計に新木の姿が印象に残った人が多いのではないでしょうか」(前出の特撮ライター)

1話限りの出番で東大生をトリコにした新川

 2012年から2013年に放送していた『特命戦隊ゴーバスターズ』の第41話では、すでにドラマや映画である程度キャリアを積み重ねていた女優、新川優愛(26)がゲストヒロインとして出演していた、と特撮ライターは語る。現在の新川は今年4月から『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜』(日本テレビ系)で主演が決まっている人気女優だが、当時はどんな経緯で選ばれたのか?

「物語も終盤にさしかかる時期の、本筋が進まない箸休めの回に出演しました。

 監督や脚本家の“レギュラーでヒーローをやれるレベルの子!”という要望から、2012年版『GTO』(フジテレビ系)でレギュラー出演を果たすなど、当時人気急上昇中だった新川を起用したことが公式サイトで明かされています。彼女を抜擢したプロデューサーが“これは彼女(新川)しかない(と思った)”とコメントしていたことからも、すでに人気女優の片りんを見せていたことが分かります。

 同作で新川は“令嬢・早乙女レイカ/怪盗・ピンクバスター”を演じ、主人公たち『ゴーバスターズ』と共闘して敵怪人を撃退。主人公とのラブロマンスも描かれました。初挑戦とは思えない華麗なアクションも披露しており、公式サイトでは現場指導を受けている新川の姿も確認できます。

 1話限りの出番ですが、やはり視聴者には強烈なインパクトを与えたようで、2019年4月の『さんまの東大方程式』(フジテレビ系)では、東大生・田島が共演者の新川に“ゴーバスターズの頃から好きだった”と告白していました」(前出の特撮ライター)

 有名女優は、無名時代から光るものを持ち合わせているのかも?

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