新型コロナで死去した岡江久美子「26歳の素顔」

日刊大衆

新型コロナで死去した岡江久美子「26歳の素顔」

「本当にまだ若いのに。早すぎるよ……」 4月23日に新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなった岡江久美子さん(享年63)。その死を沈痛な面持ちで語ったのは、カメラマンのマイク岡田氏。岡田氏は、83年に出版された岡江さんの写真集『華やかな自転』を撮影したカメラマンだ。

「彼女との思い出は、たくさんあるよ。中でも忘れられないのは、彼女に結婚を申し込んだことかな。場所は、写真集の撮影地だったニューヨーク。長いことカメラマンをしていたけど、心から結婚したいって思ったのは彼女だけ。でも即答で“私、もう相手がいますから”と、断られてしまったんだけど」

 これまで、さまざまな女優を撮影してきた岡田氏。しかし、これほど被写体に惚れ込んだのは、後にも先にも岡江さんだけという。

「この話が、女性週刊誌にスッパ抜かれて、僕と岡江さんが噂になったこともあったんだ。まあ、きっと写真集の宣伝がてら、誰かが持ち込んだんじゃないかと思うんだけど。でも、“相手がいますから”という言葉からも分かるように、すでに大和田獏さんとつきあっていたんだよね。彼女が結婚したときは本当に悔しかった(笑)」

 岡田氏は、結婚を申し込むほど岡江さんにひかれた理由を、こう語った。「彼女は、東京・世田谷のお嬢様なんだ。でも、箱入り娘って感じではなくてサバサバした男勝りな性格。ハッキリした物言いが気持ちいいんだよ」

 さらに、内面同様、外見の美しさも指摘する。「スレンダーで、胸の大きさも普通だけど、とにかく体のラインが美しい。カメラマンとしては最高の素材だった」

 その後も、岡田氏と岡江さんとの交流は続いていたという。「ここ何年かは、たまに電話があるくらいだったけど……。もう一度会いたかったね。訃報を聞いて、僕は家で喪服を着て、花を飾り、昔のことを思い出しながら、手を合わせたよ」

 その美貌と明るさで日本中を魅了した岡江さん。ご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

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