外観と内装のギャップがすごすぎる無人駅が話題 どうしてこうなった?仕掛け人に聞いた (2/2ページ)
GOMAさんは作品に込めた思いを次のように話す。
「たとえば、天井に大きな目があるんですけど。制作中、地元の子どもたちが遊びに来たり、駅の自販機に農家の人が飲み物を買いにきたり、ということがよくあって、この地域の人たちを子どもから大人までを見守るような場所になれば、と思ってこれを描きました。
その周りにいっぱい生えている手は千手観音をイメージしていて、来る人を包みこめるような、そんな思いで描きました」

地域を見守る瞳と包み込む手
地域住民も「美術館みたい」
今回、アート作品として生まれ変わった田舎館駅舎は1950年開業、古くから地域の人たちに利用されてきた歴史ある駅舎だ。
前衛的なアートだが、地域ではどう受け止められているのだろう。
「確かに、こういうアートは地域のお年寄りとかには敬遠されがちなんですけど、今回は全然そんなことなかったです。
長年使ってるおじいちゃんおばあちゃんが『美術館みたいに綺麗になって嬉しい』と声をかけてくれたり、差し入れをくれたりすることもたくさんあって。地元の人に喜んでもらえているっていうのを肌で感じながら制作していたのでとてもやりがいがありました」(GOMAさん)
駅舎にアートを施す前は、定期的に清掃していたものの、手が届かない天井には厚い蜘蛛の巣がはり、ところどころ壁が剥がれている場所もあった。綺麗に生まれ変わった駅舎は、地元の人たちにとっても嬉しいことのようだ。

以前の駅舎内
今回、ツイッター上でアート駅舎が話題になったことについてGOMAさんは
「日本全国や海外の方まで、たくさんの方に見て頂けてとても嬉しいです。
これをきっかけに、青森県が、色々落ち着いたら行きたい町になっていたらいいなと思います」
との思いを話した。