今井翼“強制退所”から1年半、NHK大河出演の最強辞めジャニに!

日刊大衆

歌舞伎座
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 5月18日、歌手で俳優の今井翼(38)がNHK大河ドラマ麒麟がくる』に出演することが明らかになった。

 今井が大河ドラマに出演するのは2005年の『義経』以来、実に15年ぶり。『麒麟がくる』では、物語中盤のヤマ場となる「桶狭間の戦い」で今川義元を討つ織田信長の家臣・毛利新介役で登場する。

 今井は出演にあたり「大河ドラマには今回で3回目の出演となりますが、今川義元にとって重要な回に出演できたこと、心から感謝しております。今川義元を討ち取るという要の役を演じるにあたり、毛利新介の出世欲、強い執念を目的に演じさせていただきました」と意気込みを語った。

 今井の起用決定にネットでは「翼くんお帰り!!! 出番楽しみです!!!」「大河ドラマ翼くん出るんや! もっと楽しみになった」と、期待の声が上がっている。

「今井は2018年9月にジャニーズ事務所を退所し、今年4月1日付で片岡愛之助(48)や尾上松也(35)といった人気歌舞伎俳優などが所属する松竹エンタテインメントに移籍。

 メニエール病治療のための休業期間を経て、この2月に活動を再開しましたが、再開後初となるドラマ出演がNHK大河という超大舞台。さらに新事務所の先輩で、公私ともに親しい愛之助が演じる今川義元を討ち取る役ということで、関係者の間でも注目が集まっています」(芸能記者)

 ネットでも「毛利新介役に今井翼ってなんちゅうキャスティングの無駄遣いw 先輩の愛之助義元討てるのかwww」「今井翼が毛利新介なら、桶狭間は片岡愛之助vs今井翼のシーンができるということですね」と、愛之助と今井の共演に期待の声が寄せられている。

■“独立”ではなく“移籍”を決断した今井

「今井と愛之助は、2014年秋に大阪松竹で行われた舞台『GOEMON 石川五右衛門』で初共演を果たします。しかし、約1か月にわたった舞台が終了した直後、今井が体調不良を訴え、メニエール病であることが明らかになり、治療のための休業に入りました。

 愛之助は高名な医師を紹介するなど、今井を心身ともにケアしたといいます。その後、毎日のようにLINEでやりとりするようになり、2016年の再共演の際には“翼くん”、“愛之助さん”と呼び合う仲になったと、3月14日の『文春オンライン』では報じています」(前出の芸能記者)

 3月15日の『NEWSポストセブン』でも、今井がジャニーズ事務所から愛之助が所属する松竹エンタテインメントに移籍した経緯について報じている。

 記事によると、元SMAP中居正広(47)や、元関ジャニ∞錦戸亮(35)をはじめ、ジャニーズ事務所を退所して“独立”するケースは多いが、今井のように他の事務所に移籍することは珍しいという。

「2019年4月頃、体調が戻りつつあった今井は芸能活動の再開を考え始めたものの、個人事務所でやっていく自信はなかったようで、他の芸能事務所への所属を考えたといいます。その際、尽力したのが愛之助。

 年の離れた兄弟のように仲がいい今井と愛之助が、『麒麟がくる』で共演。しかも今井演じる毛利新介が、愛之助演じる今川義元を討つわけですから、2人の間柄を知っている関係者やそれぞれのファンの胸が熱くなるのは無理もありませんよ」(前同)

■滝沢氏の芸能界引退で今井も……

 今井の大河起用に、ネットでは「中居くんにしろ翼くんにしろきちんと筋通して円満退社するとお仕事ちゃんとできるんよな? 世間が辞めジャニに対しての圧力だの忖度だの言ってるけど昔はどうだったであれ今はそんなの無いんじゃないの?」といった声も上がっている。

「『タッキー&翼』は2018年9月に解散したことを発表した際、メニエール病の治療に専念していた今井は“けじめ”として事務所を退所したことも発表されました。そのため、今井はジャニーズ事務所を“円満退社”したという形なのでしょう」(夕刊紙デスク)

 今井の元相方で、現ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏(38)も、2018年をもって芸能界を引退し、裏方に専念することがアナウンスされていたが、滝沢氏の芸能生活の最後を飾る舞台として、12月31日に行われた『ジャニーズカウントダウン 2018―2019』(カウコン)で、タッキー&翼が一夜限りの復活を果たした。

「実は、滝沢氏が裏方に回ると決断したときから今井には“退所”という選択肢しかなかったというんです。今井がジャニーズ事務所にいた当時から2人には不仲説がささやかれ、滝沢氏自身、ジャニーズJr.時代には“何年も口をきいていなかった”時期もあったと明かしています。

 また、滝沢氏はジャニー喜多川氏の寵愛を受け、事務所も滝沢氏ばかりを重用。3月14日の『文春オンライン』でも、2018年9月に滝沢氏がジャニー氏の後継者に指名された時期には、今井は毎晩のように銀座のクラブで飲み歩き、“滝沢とはやってられない”と漏らしていたといいます。ところが、カウコンでの最後の共演を経てしばらくしてからは憑き物が落ちたように、すっきりとしていたということです。

 それもこれも、愛之助さんとの関係で松竹エンタテインメントに移籍し、芸能活動再開への目途が立ったことが大きかったのかもしれません。また、なんといってもジャニーズと松竹は持ちつ持たれつの協力関係にありますからね」(前出の夕刊紙デスク)

■大河で現役ジャニーズとの共演も!?

 今井の新事務所・松竹エンタテインメントは、歌舞伎、松竹新喜劇、舞台、映画などを制作する松竹の子会社。松竹が所有する大阪松竹座、新橋演舞場などではジャニーズの公演も行われる。

「その松竹の舞台を多用していたのが滝沢氏なんです。滝沢氏が主演・演出を務めた『滝沢歌舞伎』は、現在でも新橋演舞場で公演が行われていますが、同舞台は毎回ソールドアウト。

 そんなこともあり、松竹、ジャニーズの双方が今後もいい関係を継続していきたいと思っていることでしょう。今井がジャニーズ事務所から松竹エンタテインメントに移籍したからといって、両者が敵対するようなことはありえないでしょうね」(前同)

『麒麟がくる』には、ジャニーズ事務所所属の風間俊介(36)が徳川家康役で出演している。

「今後さらに、ジャニーズタレントの追加キャストが発表されても不思議ではありません。退所組の今井と現役ジャニーズタレントの共演も見られるかもしれませんね。昨年の公取委の件もあり、ジャニーズ事務所がキャスティングについてテレビ局に圧力をかけるようなことは、もはや絶対ないといいますからね」(ドラマ関係者)

 2019年7月、元SMAPで現在は『新しい地図』として活動する稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)の3人を番組に出演させないよう、ジャニーズ事務所がテレビ局に圧力をかけたとして、公正取引委員会に注意を受けていたと報道各社が伝えた。

■錦戸とは違う

 芸能プロ関係者は話す。

「それまでも露骨な圧力があったわけではなく、テレビ局や周囲が過剰にジャニーズ事務所に忖度していたような面が大きかったといいます。ただ今後、圧力はないとは言え、筋を通さずに事務所を退所した錦戸と現役ジャニーズタレントが共演することはないでしょう。それこそ関係者が忖度します。それはジャニーズタレントと辞めジャニだけでなく、犬猿の仲だと言われる女優や芸人の世界だって同じ。

 一方、退所は本意ではなかったかもしれませんが、今井はちゃんと卒業コンサートを行い、滝沢氏に花道を飾らせ、そしてタッキー&翼はしっかりとピリオドを迎えました。滝沢氏もジャニーズ事務所も、自分たちの意向をくみ取ってくれた今井には感謝しているはず。しかも、今井が現在所属しているのはジャニーズ事務所とも懇意にしている松竹エンタテインメントで、愛之助という大物俳優という大きな傘もある。

 新しい地図の3人も地上波への露出を増やしていますが、今井は彼らが現在まで成しえていない現役ジャニーズタレントと共演する可能性は高い。もしかしたら辞めジャニの中で、今後の芸能生活の展望が最も明るいのが今井なのかもしれません」

 新しい地図、中居正広、錦戸亮と独立が相次ぐ中にあって、今井翼が最強の“辞めジャニ”タレントになるのだろうか!?

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