日本のコロナ被害が少なかった理由と宣言解除後の「第二波」回避のために必要なこと (3/3ページ)
本書では、新型コロナウイルスに限らず、インフルエンザやノロウイルスなど感染症全般について、感染が伝播するしくみや私たちが日ごろからできる対策などがわかりやすく紹介されている。
「恐怖は、実際の病原体よりも広く、速く蔓延する」。
井上氏は本書でこう述べているが、感染症と向き合ううえで重要な指摘だろう。
今回のコロナ禍でもマスクや日用品の買い占め行動が見られたが、感染症が流行すると、虚実入り乱れた大量の情報が世の中に溢れ返る。「感染症に強い社会」は「感染症に強い個人」から成り立つものだろう。今回のコロナ禍を糧にするために、本書は大きな学びを与えてくれるはずだ。
(新刊J P編集部)