彼に「言わないと始まらないこと」を言うことでドキッとしてくれる (2/2ページ)

ハウコレ



でも、多くの男子は中高生時代に、そんな「おいしい思い&痛い思い」なんてしてこなかったのです。彼女と付き合っているごく一部のかっこいい&ラッキーな男子を、遠くから指をくわえながら眺めつつ「おれも『女というもの』と会話してみたいなあ」とか、「おれも女子に触れてみたいなあ」とか、そんなことを夢見ていたにすぎません。

そのような「女子に関して、なんらリアルな実習をしてこなかった男子」が、オトナになっていきなり女心が理解できるはずがないのです。つまり彼女が彼に「女心ってこういうものなのだから、LINEに既読をつけたらスタンプ1個でもいいから返してきなさい。でないと、女子ってとっても哀しむんだから」と言わないと、彼はなにもわからないのです。■■世の中のカップルって、おしゃべりしなさすぎです

「彼にもっと愛してもらいたい」と思っている場合もそれとまったく同じで、「もっと愛してよ」と言わないと、彼は「おれはそれなりに彼女のことを愛しているから、今週も仕事でデートできないけど、まあいいか」としか思わないのです。

見ていると、世の中のカップルって、おしゃべりしなさすぎです。たとえば彼の態度がちょっと冷たくなった場合「なんで最近そんなに冷たいの?」と彼にストレートに聞く人って少なくて、多くの人は心の中で「わたし、なにか彼に悪いことでもしたかな」とか「彼の心変わりでわたしは振られるのかな」と思うだけですよね。

彼にもっと愛してほしいのなら、「もっと愛してほしいです」と言うことです。言わないと彼は気づかないから。言うと彼はドキッとしてもっと愛してくれるようになります。なぜドキッとするのかといえば、「彼女がおれのことをそんなふうに思っているとは夢にも思っていなかったから」です。

男女双方の「言わなくてもわかってくれているだろう」とか「愛しあっているふたりはきっと、同じものを同じように見ているだろう」という思い込みって、ある意味では美しいものだけど、別の意味においては危険すぎるほど危険なのです。(ひとみしょう/作家)

『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)

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