山田孝之「沖縄発覚」よりヤバい!大泉洋と共演「三國志」大コケ予感

日刊大衆

山田孝之「沖縄発覚」よりヤバい!大泉洋と共演「三國志」大コケ予感

 人気俳優の山田孝之(36)が、家族や友人とともに、5月11日から13日にかけて沖縄旅行をしていたことが、5月20日に『文春オンライン』で報じられた。

「沖縄県は新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、4月下旬の時点で玉城デニー県知事が“来県自粛”を呼びかけていました。現在も『おきなわ、休業中。』をキャッチコピーに、“沖縄旅行は控えてほしい”という呼びかけを行っています。

 そんな自粛期間中に、山田一行は美ら海でのクルーズや、オシャレなヴィラ(宿泊施設)での滞在を楽しんだことが明かされましたが、山田の所属事務所は“今回のような軽率な行動に対し、本人にも厳重に注意いたします”と、回答しています」(女性誌記者)

 その山田だが、5月3日、今年12月公開の福田雄一監督の映画『新解釈・三國志』に、反逆者・黄巾役で出演することが発表され、話題を集めていた。山田以外にも『チーム“暴”』と題して、残虐な暴君・董卓を佐藤二朗(51)、天下一の武勇を誇る将軍・呂布を城田優(34)が出演することが明かされている。

「主役の劉備玄徳を演じるのは、個性派俳優の大泉洋(47)。軍師の諸葛亮孔明はムロツヨシ(44)。福田監督は大泉をどうしても使いたくて、スケジュール調整に3年以上かかってしまったことを『GetNavi』のインタビューで明かしています。大泉は福田作品初参加になりますが、他は山田にムロに佐藤と、“いつもの福田組”といえる面々がそろっていますね」(映画専門誌記者=以下同)

■評価が割れやすい福田映画

 福田監督は2011年に山田が主演した、低予算の冒険活劇ドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(テレビ東京)を大ヒットさせ、一躍、人気監督の仲間入りを果たした。

「アドリブまみれの掛け合い」「ミュージカル風の演出」「ヒロインやイケメン俳優も容赦ない変顔」などの突き抜けたコメディ演出が好評で、今回の『三國志』にも注目が集まっていた。ムロや佐藤など、気に入った役者は何度も起用することでも知られ、特に佐藤二朗は、どの作品でもやりたい放題に演じていて、何をやらせても”ただの佐藤二朗”と化していることで有名だ。

「実力は確かですが、かなり個性が強い作風で、作品によってはギャグがダダスベリすることも珍しくないんですよね。特に原作モノだと、原作を無視して好き放題に演じる“ただの佐藤二朗”を許容できるかでかなり評価が変わります。あと、やはりシュールなギャグが世界観に合うかどうかですね」

 専門誌記者に、福田作品の“オリジナル作品”“原作付き作品”の失敗例、成功例を挙げてもらった。まずは、“オリジナル”から。

「14年の『女子ーズ』はよかったと思います。“ヒーローのお約束”をネタにした、桐谷美玲(30)主演の映画で、藤井美菜(31)、高畑充希(28)、有村架純(27)、山本美月(28)と、超トップクラスの人気女優が集結した、奇跡のような作品。しっかりした敵怪人に比べ、チープで安っぽい女子ーズの衣装も、独特のユルい雰囲気にマッチしていていました。中盤から終盤にかけての“任務と私生活の板挟み”という展開も共感を呼べる内容で、ギャグとシリアスのバランスがよかった。オチも古典的ですが、いい意味で“お約束”という感じでした」

 逆に、指原莉乃(27)が主演した14年の映画『薔薇色のブー子』は、イマイチ。

「“周囲に文句言ってばかりのブー子(指原)が恋をし、騒動に巻き込まれながらも少しずつ成長していく”というストレートな映画です。大前提ですが、コメディ映画は役者の演技がうまくないとスベる。指原は身体を張って頑張っていたとは思いますが、当時はまだ演技がヘタだったため、ギャグシーンのキレもイマイチでした。“指原のPV”という声も当時ありましたね」

■成功した“原作付き”作品

 原作付き作品の実写化では、2017年の『銀魂』や2013年の『HK 変態仮面』は成功作だという。

「『銀魂』は小栗旬(37)、『変態』は鈴木亮平(37)の主演2人がそれぞれ原作をリスペクトしていて、それが映画に反映されていました。『変態』で鈴木は下着を顔にかぶり、股間以外ほぼ全裸の変態仮面として、完璧すぎる肉体美や、地上波で流せないようなお下劣な技の数々を披露。一周回って、ふつうにカッコよく見えるから驚きです(笑)」

『銀魂』では、菅田将暉(27)が安定感のある演技を披露したほか、橋本環奈(21)が白目で鼻くそをほじったり、ゲロを吐いたり、あらゆる意味で新境地に達した作品として有名だ。突きぬけっぷりが評価されて、橋本は後の福田作品にも高確率で起用されている。

「『銀魂』は、原作マンガがパロディや下ネタまみれの作風だったため福田監督と相性がバツグンで、“1000年に1度の美少女(橋本の異名)”“ぐらぶってます(菅田のCM)”“まーきのっ(花より男子の小栗の名セリフ)”などなど、いわゆる“中の人ネタ”や、『ナウシカ』や『トトロ』など、劇中で“これはダメだろ!”と指摘されるようなパロディがふんだんに盛り込まれていて、原作ファンからも大好評でした。菅田や小栗を筆頭に役者のマンガ再現率の高さも、かなりの高評価でしたね」

■失敗した“原作付き”作品

 逆に、失敗してしまった例では、2017年の『斉木楠雄のΨ難』や、2020年の『ヲタクに恋は難しい』があるという。

「『斉木』の原作は、超能力者の斉木(山崎賢人)が平穏を望む姿を描いたコメディ漫画です。その雰囲気を再現しようとしすぎたあまりに役者の衣装がコスプレのようになってしまい、評判が悪かった。また、橋本演じるヒロインが原作と別人レベルの“性悪女”になってしまったのも、評判を下げた要因ですね。橋本の演技そのものは、突き抜けていて面白かった、と評する声もありますが、 特報の時点で斉木が視聴者に向かって“山崎賢人、実写やりすぎじゃね? と思いましたね。お見通しです”と話す自虐ネタがあったり、笑える要素もあるんですけどね……」

『ヲタ恋』は、『斉木』以上に視聴者のひんしゅくを買ってしまったという。

「パンフレットのインタビューで“勝手に想像したヲタク文化をやっちゃうと、おそらくこの映画はダメになる”と福田監督は話していたんですが、残念ながら一昔前の『オタク文化=気持ち悪い』のイメージで作られている、と指摘する原作ファンがかなり多かった。役者の演技そのものは上手く、高畑充希のミュージカルの歌声も高評価だっただけに、残念ですね。『銀魂』の成功で、実写化作品に対する期待値が上がっていたのも、多少影響しています」

『三國志』も、超古典の原作付き作品。コメディにするだけでも、ヒットさせるのは相当ハードルが高くなるが、公開前から山田の件でケチが付いてしまった。ムロ演じるいかにも怪しげな孔明、佐藤二朗の董卓など見どころも多そうだが、はたしてーー?

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