天才テリー伊藤対談「小嶋菜月」(3)AKBの衣装で興奮しますか? (2/2ページ)
テリー ダメだね、やっぱり本物じゃないと興奮しないんだよ。
小嶋 すごい、そういうものなんですか。勉強になりますね。
テリー さておき、AKBの卒業のタイミングは自分で決めたの。
小嶋 はい、23歳になって「限界かな」と。もともとは20歳くらいで卒業したかったんですが、目の前にあるやりたいことをやっているうちに、ついズルズルと。
テリー 23歳でも十分に早いよ。だって普通の人なら、やっと新入社員として働き始めるくらいの年齢だよね。もったいないとは思わなかったの。
小嶋 でも23歳って、AKBの中ではけっこう上のほうなんですよ。
テリー 何言ってるんだよ、峯岸(みなみ)なんて卒業は決まったけれど、ここまで頑張ってたじゃん。
小嶋 やっぱり峯岸さんは特別なんですよ。卒業公演が延期になって、かわいそうですよね。あと、同じチーム内の後輩の子たちとポジションを争うくらいなら、「あとはどうぞ」にしたいな、と思って。
テリー 後輩に道を譲ったわけだ。
小嶋 今のマネージャーさんは、それこそAKBに入る前からの知り合いなんですが、卒業のことを伝えたら「うち(の事務所)においで」って言ってくれたんです。卒業後も芸能界で頑張ろうと思っていたので、その言葉がとてもうれしかったです。
テリー いろいろあっただろうけど、その9年という時間は菜月ちゃんにとって宝物だよね。
小嶋 はい。今後はもう経験できないだろうなってことをやらせていただけましたし、卒業する時、ファンの方から「なっつんを応援して心からよかったって、胸を張って言える」と言ってもらえて‥‥それがすごくうれしかったし、やっててよかったと思えたんです。