「無観客」でプロ野球は10倍楽しくなる!!“メジャー流”テレビ観戦の醍醐味 (2/2ページ)
ほんの6年前にも中日ドラゴンズの私設応援団が、反社会的勢力との繋がりを問題視されていました」(プロ野球ライター)
反社会的勢力との関係を断ち切った現在でも応援団絡みのトラブルは発生している。
「応援団が先頭を切ってライバル球団を煽ることは日常茶飯事です。『地獄へ落ちろ』などといった言葉まで使われることもあります。昔ならその場のノリの野次合戦で済んだのかもしれないですが今はその動画がネットにアップロードされて炎上することもしばしばです」(前出・プロ野球ライター)
野球場でのトラブル発生件数は応援団が位置する外野席が格段に多い。やはり応援に熱が入りすぎてしまうとヒートアップしやすくなってしまうのだろう。
しかし、日本式の応援をプロ野球の醍醐味とするファンが大半であることは間違いない。これまでに数球団が「鳴り物応援禁止デー」を企画したが客入りは奮わず、普段より数千人規模で客入りが落ち込んだケースもあった。また、海外では見られない日本式の応援を目当てに、プロ野球観戦に来る外国人観光客も多い。
コロナ禍での開幕となり無観客での試合開催は避けられなくなった今、普段の騒然たる環境の中での観戦とは一味違う野球の楽しみ方を見つけることができるかもしれない。
(浜野ふみ)