本当に営業中?な見た目だけど...「鬼滅全巻そろってます」 まさかのギャップで話題「多摩書房」に行ってみた (2/4ページ)


圧倒的「鬼滅の刃」
店主の萩原さんによれば、最近の多摩書房ではコミックは置いていなかった。「子供はコンビニとかで買うから、置いても売れないと思った」という理由からだ。
しかし1か月ほど前から「鬼滅の刃」を求めてお客さんがやたらと来るように。
「なんなんだと思っていたら今爆発的に売れている漫画で...。お客さんは『どこの書店にもないです』と言ってたね。集英社に毎日電話をして全巻納品しました」
漫画は全巻3冊ずつなど少しずつしか納品できなかったが、ある程度溜まってきたところで貼り紙を出した。貼り紙はネットで話題となり、埼玉から訪れる客もいたという。
「自粛中の子供用に全巻買ってく人が多かった。すごい反響で、珍しくコミックでいい商売ができたと思う」
萩原さんは「鬼滅の刃」の影響をこのように話す。漫画は1か月で約40セット売れたという。
なぜ看板に「主婦の友」?多摩書房が営業を始めたのは1963年。中学卒業後、父の事故をきっかけに後を継いだという萩原さんは夜間学校に通いながら店を経営した。
「当時は本屋があまりなくて、子供も多かったしいろいろな本が売れたよね。子供から大人まですごかった」
建物は創業時のまま、客足が増えるとともに店内の面積を拡張してきた。一番売れていた時期を聞みると「私が20~30歳(1970~80年)のころかな」としていた。