“1日5秒”で悩みが解決!「奇跡の健康ツボ」

日刊大衆

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 鍼灸やツボ押しは効果が曖昧で科学的でない。なんて思っている読者も少なくないだろうが、とんでもない。米国の医科大学で20年間で鍼の効果などを研究してきた高橋徳医師(名古屋市『統合医療 クリニック徳』院長、ウイスコンシン医科大学名誉教授)は、「米国では鍼灸治療の効用効果の研究が進み、大学病院などでも積極的に活用されている」と断言する。

「私の研究でも鍼灸治療は自律神経を調整したり、抗ストレス作用があるホルモン(オキシトシン)が分泌されることなどが判明しています。鍼灸治療やツボ押しには慢性疾患の改善や自然治癒力の回復など、数々のメリットがあるとして米国では治療に組み込まれています。鍼灸治療の対応は、むしろ日本のほうが遅れているんですよ」

『8つのツボで30の病気を治す方法』などの著書もある高橋医師。そして、「松葉杖で腰痛治療に来院した患者が治療後に松葉杖を忘れて帰ったこともあった」と言う、漢方医療にも詳しい鍼灸師の平地治美氏(千葉市の『和光治療院・漢方薬局』経営=薬剤師)に、中高年諸氏が抱える体の不調を予防、改善する特効ツボを教えてもらった。

 まず、世界の人々をおびやかしているコロナ。このコロナなどの感染症に効果があるツボから紹介しよう。

「コロナを予防し、感染しても症状を軽くするには、免疫力を高めることが大切です」と言う高橋医師が推奨するツボは《足の三里》《合谷》《三陰交》《陰陵泉》《風池》の4つだ。

 また、平地氏もコロナ予防のツボとして《足の三里》をあげる。

「最近、新型コロナを予防するとして、納豆やヨーグルトなど整腸作用がある食品が注目されていますが、足の三里は健胃整腸作用もあるツボです。漢方医学では、昔から胃腸の働きが免疫力アップの鍵になると考えていたというわけです」

 ツボの押し方は、指先で探り「ズーンと響く感じがあるところ」を「イタ気持ちいい」強さで5秒ほど圧迫するのが基本だ。

「足の三里や手の甲にある合谷は“ズーンと響く感じ”が比較的分かりやすいツボです。このときのツボに当たった感覚を覚えて、他のツボも探るようにしてください」(高橋医師)

■がん、血管障害も予防!“つぼ押し”の効果

 日本人の死因トップで、3人に1人がかかるといわれるがん。これもツボ押しによる予防が期待できる。がん予防のアプローチには2つある。まず、がんの主因となる臓器の炎症を抑えること。そして、がん細胞をやっつける免疫の力を高めることだ。

「臓器の炎症を防ぐには、その臓器を正常化させるツボを押すことがポイントです。たとえば、胃腸、食道、大腸などの消化器系のがんでは、肩甲骨の下にある胃の六華といわれる《膈兪》《肝兪》《脾兪》のツボが効果的です」(平地氏)

 肺がんなら慢性気管支炎に効果があるとされる《大椎》、前立腺がんなら前立腺肥大症や頻尿に卓効がある《中極》や《腎兪》などだ。

 がんを予防するうえで、免疫力の維持が大切なのは、一日に2000個発生するといわれるがん細胞を駆逐するマクロファージなどの免疫細胞が大切だからだ。高橋医師は、コロナウイルスと同様、免疫力を高める《合谷》や《三陰交》などの4つのツボが、がん予防にも有効だという。

 また最近は、ツボ療法ががん治療の痛みの軽減や再発防止にも活用されるようになっている。

 合谷や足の三里などは押しやすく、さまざまな臓器を正常化させる「万能のツボ」といえる。テレビを見たり、電車を待つ時間など、ちょっとした間に押す癖をつけたい。

 2番目に死亡率が高いのは、脳卒中(脳出血や脳梗塞)や心筋梗塞などを引き起こす血管障害だ。これを予防するツボもある。

「爪のつけ根の両側にある《井穴》は、特に脳卒中や心筋梗塞の予防になるとされています。また、血管を強化して心臓の働きを助けるツボは、足の裏に集中しているんですね。ツボでいえば《湧泉》などですが、足の裏には効果があるスポットが多いので、デスクワークをしているときに、足の裏でゴルフボールなどを転がすだけで、血管や心臓の強化ができます」(平地氏)

 現在発売中の『週刊大衆』6月15日号では、手のつぼと足のつぼも図で紹介している。ぜひチェックして健康になろう!

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