危機回避?立川志らく、辛坊治郎氏と“因縁の再会”果たすも不発のワケ

アサジョ

危機回避?立川志らく、辛坊治郎氏と“因縁の再会”果たすも不発のワケ

 落語家・立川志らくが5月28日にラジオ「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか! 激論Rock&Go!」(ニッポン放送)に出演。2カ月前のテレビ番組での“舌戦”以来の共演となった。

 志らくは、自らが司会を務める情報番組「グッと!ラック」(TBS系)に3月30日、辛坊氏が急遽出演したことに触れ、「番組のあとにネットニュースで“志らくたじたじ”と書かれた」と語り、「プロレスをやるんだと思ってたら、K-1ファイターがきて顔面を殴ってきた。穏やかに話すのかと思ったら、芸人よりひどいんだもん」と笑わせた。

「同番組では数週前から28日のゲスト当てクイズを行い、志らくのゲスト出演が発表されると、“グッと!ラックの意趣返しにくるんじゃないか”と過剰に期待を煽っていましたが、“辛坊が志らくを食った”と話題になった前回の共演とは違い、始まってみると終始、和やかなムードで進行。少年時代、古典を暗記するぐらいの落語ファンだったという辛坊氏が、志らくの師・立川談志と生涯のライバルであり、よき友でもあった名人・古今亭志ん朝が、昭和の大名人・古今亭志ん生の実子であったことを知らないなどトークが噛み合わない部分もありましたが、志らくはあくまでゲストのポジションを崩さず、辛坊氏が志らくに『一門でパワハラは大丈夫ですか?』など挑発してみても、『うちはユルいから』と柳に風。最後に志らくは『また私の番組来てくださいよ。TBSの上の人は嫌がってるけど、スタッフの人はみんな待ってますから』と次回の共演を約束しました」(スポーツ紙記者)

 辛坊治郎氏は、読売テレビ入社後、長年、情報番組の司会を務め、解説委員になったあとにフリーに。現在も「ウェークアップ!ぷらす」や「そこまで言って委員会NP」など関西局制作のテレビ番組やラジオのレギュラーを数本抱えるなど、大阪を中心に活動している。

「カリスマ司会者であった、故・やしきたかじんさんの後を継いだ『そこまで言って委員会』が4月26日の放送で世帯平均視聴率22.7%をたたき出し、やしきさん時代の数字を抜くなど、辛坊氏は関西では押しも押されもせぬ人気司会者です。東京進出にも意欲的で19年9月には『深層NEWS』(BS日テレ)のアンカーに起用されましたが、週刊文春が報じた日本テレビ女性社員への“壁ドン事件”の後に降板。辛坊氏は、番組でもたびたび“パワハラは事実無根”と訴えていますが、東京にマンションを用意するなど意気込みも強かっただけに、半年での降板はかなり無念に思っているようです。ですが、辛坊氏のような“キレ芸”の司会者は関西でもてはやされても、東京では受け入れられにくいのは事実。同タイプの成功者と言えば、上岡龍太郎や橋下徹などほんの一握り。しかも、辛坊氏は同ラジオ番組の前身であった『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』で17年7月、辛坊氏が一部の新聞社を批判した発言について、アシスタントの女性アナが“先ほど不適切な発言がありました”と謝罪したところ、『俺は全く訂正する気はないぞ』『ふざけんなよおい!』『誰を傷つけることを言ったんだよ!』と激高。何か物を叩きつけるような音も放送に乗ってしまいました。番組のラストでは、“怒ったふりをしてただけ”と取り繕っていましたが、番組はその2か月後に終了しています。辛坊氏のニュース解説は、歯切れのいいトークと分かりやすい説明で定評があるのですが、“キレ芸”の行き過ぎを危ぶむ放送関係者が多いのも事実です」(前出・スポーツ紙記者)

 辛坊氏の“持ち芸”を知ってか知らずか、志らくは上手く危機回避したということか。

(多部順)

「危機回避?立川志らく、辛坊治郎氏と“因縁の再会”果たすも不発のワケ」のページです。デイリーニュースオンラインは、そこまで言うか!グッとラック!立川志らく辛坊治郎エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る