いろはにほへと ちりぬるを…かるたで知られる「いろは歌」の元ネタは仏教の経典だった!? (2/3ページ)

Japaaan


生きることと死ぬこと、生と滅を超越したところに、永遠の安らぎの世界がある)

雪山童子が雪山(現在のヒマラヤ山)で「悟り」を得ることを目指し修行をしていたときのこと。

どこからともなく
「諸行は無常なり 是れ生滅の法なり」
という歌が聞こえてきました。

雪山童子が
「これは素晴らしい『悟り』の言葉だ。誰が歌っているのだろうか?」
と思い探すと、声の主は恐ろしい顔をした人食い鬼の「羅刹(らせつ)」でした。

童子は歌の続きを教えてほしいと羅刹に頼みましたが、羅刹は
「腹が減っているから歌えない。生きた人間の肉と血をくれたら歌ってやる」
と答えます。

童子が
「それなら、私の身体を差し上げます」
と言うと、羅刹は後半の言葉を口にします。

童子は羅刹にお礼を言い、後に続く修行者のためのこの歌を木や石に刻みつけると、木の上から羅刹の口に向かって身を投げました。

その瞬間、羅刹は帝釈天に姿を変えて童子を抱きとめ
「あなたは将来、必ず悟りを開くであろう」
と予言したというのです。

めまぐるしく変わる世の中=奥深い山?「悟り」のススメ

実はこの『雪山偈』を和訳した内容が、現在に伝わる『いろは歌』なのです。
『いろは歌』の意味を要約すると

匂い立つような色の花も散ってしまうように、人も世の中もめまぐるしく変わっていくものだ
だから今、迷わずこの世の全ての欲を捨て、現世を超えよう

のような意味となります。

後半に登場する「うゐのおくやま(有為の奥山)」の「有為」とは、因縁により起こる全ての事柄を指す仏教用語です。

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