太陽と月が生活基準。江戸時代の時刻を知れば江戸がもっと楽しくなる【その1】 (3/4ページ)

Japaaan

『幼童諸芸教草「膳」』画:歌川国芳

『幼童諸芸教草「膳」』画:歌川国芳

そして太陽の位置が地上から一番高く垂直にある時間は、現在の時刻でいう昼12時になります。一番初めに掲載した“江戸時代の時刻の図”で昼の12時のところを見ると、その内側の干支の部分は「午」となります。「午」の初刻は11時であり、正刻は昼の12時でこれが「正午」となります。

この「正午」はという呼び名は現在でも使用されています。「午前」「午後」などもこの干支での時刻の呼び方からきているのです。

ほかにも、地球の赤道に直角に交差するように北極と南極を結ぶ線を「正子」「正午」をもとに「子午線」と呼ぶなど、干支での時間表記から生まれた言葉はいくつもあります。

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