突如亀が飛んでいて走行中の車に衝突、フロントガラスに突き刺さるハプニングが発生(アメリカ)
カメが飛んできてガラスに衝突 image credit:Latonya Lark/Facebook
車を走行中、亀に気をつけなきゃならないのは、マリオカートの世界だけではなかったようだ。現実の世界でも要注意なのかもしれない。
アメリカのジョージア州で、どこからともなく亀が飛んできて、走行中の車に衝突、フロントガラス突き刺さるという事案が発生した。
助手席の男性は、すんでのところで大怪我を免れたようだ。『wsav』などが伝えている。
・宙を舞って飛んできたカメ、車のフロントガラスに突き刺さる
5月12日の正午過ぎ、ジョージア州のハリー・S・トルーマン・パークウェイを走っていたラトーニャ・ラークさんは、車に向かって何かが飛んでくるのを目にした。
その塊がれんがのように見えたラトーニャさんは、助手席にいるきょうだいのケヴィン・グラントさんに「大変!れんががこっちに飛んでくるわ!」と叫び、スピードを緩めた。
その直後、爆発音のようなドーンという大きな音と共にフロントガラスが破れ、破片が助手席のケヴィンさんに飛び散った。
なんと、フロントガラスに突き刺さったのはカメだった。
・なぜ、カメが飛んで来たのか!?
カメが直撃してきたことで、フロントガラスは粉々になり、複数の破片で顔を切ってしまったケヴィンさんだが、幸いにも軽症で済んだ。
ラトーニャが叫んだ時、とっさに私は自分をかばおうと身をよじって顔や頭を手で覆いました。
隣では、顔を切って血が出た私を見たラトーニャが、私の名前を叫んでいました。とにかく彼女に落ち着くように言い、緊急通報の911へ電話をしてほしいと頼みました。
現場に駆け付けたチャタム郡警察は、カメがなぜ、どのように空中を舞う事態になったかは不明と述べている。
しかし、この1件を後にFacebookでシェアしたラトーニャさんは、「多分スピードを出して走っていた別の車に撥ねられたカメが、私たちの車に向かって飛んできたのではないか」と推測しているようだ。
警察は、ラトーニャさんが速度を落としていなければ、カメが薄いフロントガラスを貫いて、ケヴィンさんの怪我はもっと悲惨な状況になっていただろうと話していたという。
割れたフロントガラスが酷い状態だったため、車は運転が不可能になり、牽引して移動することになった。
・救急動物センターへ治療に搬送されるも、カメは命を失う
カメは足を1本失ってしまったがまだ息があった。毛布で包まれ、治療のために地元の救急動物医療センター『サバンナ・アニマル・ケア』へ運ばれた。
ラトーニャさんはカメの治療費を出したそうだ。
しかし5月26日、ラトーニャさんとケヴィンさんは、カメが死んでしまったことを知った。
ケヴィンさんは、カメが救われなかったことをとても残念に思うと話している一方、ラトーニャさんは「もし、道路に注意を払っていなければ、カメに直撃されて大事故を引き起こしていたかもしれません」と他のドライバーたちへの注意喚起を促した。
なお、カメが高速道路を走行中の車のフロントガラスに直撃するという事故は、去年5月にサウスカロライナ州でも起こっているが、はっきりした原因は不明のままということだ。
Shell Shock: Turtle Flies Into Car Windshield On SC Highway
written by Scarlet / edited by parumo