【和コーラ】独自路線を突っ走るペプシのコーラ哲学が垣間見える『ペプシ ジャパンコーラ/同ゼロ』はどうリニューアルしたのか!【カロリーゼロほか】 (2/3ページ)
そんな中、ついにリニューアル登場したのが、サントリー食品インターナショナル『ペプシ ジャパンコーラ/同ゼロ』(490mlPET・希望小売価格 税抜140円・2020年5月12日リニューアル発売)である。基本コンセプトは同じだが、米国ペプシコ社の力も借りて、中味のバランスを調整したという。これは楽しみだ。
本田圭佑のCMキャンペーンも話題となった
■コーラに日本人発の感覚・UMAMIを感じさせる独自の進化『ペプシ ジャパンコーラ』
まずは有糖タイプの通常版から味わっていきたい。キャップをひねると、和風な柑橘類の香りを秘めた爽やかな香り。酸っぱいのかなと思って飲んでみたが、気になりにくいタイプの酸味に落ち着いている。炭酸も強めで、シャープな和柑橘の酸味が舌の上を突っ走り、飲み込んだ後に隠し味の塩と旨味が立ち上がる。
なるほど、こういうことだったのか。つまり強めの酸味はシトラス系の果実の旨味を表現するためにあり、塩もまたそれを補足するように旨味を高めるために追加されたものだったのだ。なるほど、旨味(UMAMIで世界中で通じる)は日本の文化である。果実にも旨味を求めるように、コーラにも旨味を加えたのである。