日帰りで行ける!全国「リフレッシュ温泉」大特集

日刊大衆

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 疲れやストレスの解消に有効なのが温泉。コロナの完全終息まで遠出はしづらいが、全国の日帰りで行ける名湯50を紹介する。本文では厳選した5つの温泉について解説していく。

 まず最初に紹介するのは、北海道・丸駒温泉『丸駒温泉旅館』【料金/1000円、時間/10:00〜15: 00 、色/透明】だ。

「ここの温泉の大きな特徴は塩類泉ということです」と話すのは国際医療福祉大学教授で、日本温泉協会副会長の前田眞治氏。

「塩類泉は家の風呂の1.5倍の熱量が体に入ってくると思っていただいて結構です。そして、お湯から出たあとも食塩の膜のようなものが体を覆ってくれて、体温が逃げにくい。つまり、熱が入りやすく、抜けにくいのが塩類泉の特徴なんです」(前田氏)

 血の巡りが格段に良くなり、筋肉や関節にたまった痛みを発する老廃物を洗い流してくれるという。となれば、もちろん下半身にも効果は絶大だ。

「勃起は海綿体に血液が流れ込んで起こる生理現象です。血流が良くなれば、当然、硬さや持久力に直接的に影響してくるわけです」(医療ジャーナリスト)

 お次は岩手県・鉛温泉『藤三旅館』【料金/700円、時間/7:00〜21:00、色/透明】である。

「鉛温泉のアルカリ性単純温泉。アルカリ性で肌がツルツルになるのが第一の効能。また、単純温泉で入浴による刺激が温和なので、刺激が少なくゆったりと入れることで、高いリラックス効果も期待できます」(前出の前田氏)

 注目すべきは同旅館の立ち湯「白猿の湯」。『週刊大衆』人気連載『しずかな贅沢湯の宿』でおなじみの温泉写真家・大黒敬太氏がこう語る。「足下から自噴する温泉を掘ってできた風呂の深さは、125センチ以上、最深部で140センチあり、立って入る変わり風呂なんです」

 立って入ることで、こんな効果も期待できるとか。「足に適度に水圧がかかり、静水圧効果(水圧で血管が圧迫されることにより、血液やリンパの循環をよくしてくれる)が得られるんです」(温泉雑誌記者)もしかして、3本目の足も……!?

■470畳の広さを誇る温泉に、混浴露天風呂も!

 そして、栃木県では、塩原・塩の湯温泉『明賀屋本館』【料金/2100円〜、時間/
10:00〜18:00、色/茶色ほか】を紹介しよう。

「泉質は、濃い塩化物泉で、効能は北海道の丸駒温泉とほぼ同じなんですが、同じ明賀屋さんでも少し離れたところには単純温泉が湧いていて、さらに500メートル行くと重曹泉、山のほうには非常に濃い硫黄泉と、いろんな泉質の温泉が楽しめるのが特徴です」(前田氏)

 前出の大黒氏もお気に入りの温泉の一つだという。

「その美しさから、テレビや写真集のロケにも使われていることでも知られています。他の宿ではなかなかお目にかかれない、88段の木造の階段が続く長い渡り廊下を下りて行くことで、高揚感と感動が味わえるんです」

 群馬県・宝川温泉『汪泉閣』【料金/2000円、時間/9:00〜17:00、色/透明】は、泉質は岩手県の鉛温泉とほぼ同じ、弱アルカリ性単純温泉だが、「なんといっても風呂の広さがすごい。宝川を挟んで4つの巨大な混浴露天は、合わせて470畳と圧巻の眺めなんです」(大黒氏)

 前田氏は広い風呂での入浴について、こう話す。

「狭いところでの入浴は脳波が緊張状態のままなんですが、広いところではリラックスを促す、ゆったりとした脳波が出てきます。露天風呂で、川のせせらぎや鳥の鳴き声など、自然の音を聞くことにより、さらにリラックス効果が期待でき、ストレスなどに対してはもってこいの温泉ですね」

 お次の静岡県・伊東温泉『陽気館』【料金/1000円、時間/11:00〜15:00、色/透明】は、伊東温泉で唯一にして、伊豆でも希少な混浴露天風呂がある。

「ここの塩化物泉は、ほどよい塩分量なので高齢者にも向いています。塩化物泉はお湯から出てもポカポカする保温効果があり、夏にはどうかと思うかもしれませんが、熱によって壊れたタンパク質を治そうという働きが起こり、これによって免疫機能が上がります。夏でも体温を上げることは、とても重要です」(前田氏)

 現在発売中の『週刊大衆』6月22日号では、このほかにも全国の名湯を45か所紹介している。

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