中川大志『家政婦のミタ』から始まったイケメン成長録

日刊大衆

中川大志『家政婦のミタ』から始まったイケメン成長録

 子役出身で、周囲の雑音もなんのその、個性を生かして伸び伸びとキャリアを伸ばしている俳優さんを見ると、つい親戚のおばさん目線で応援したくなるものだ。

 私が最近、ドラマを見る中で「よくぞここまで!」と胸を熱くしているのが、中川大志(21)である。そもそも彼を初めて知ったのは、ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の長男、阿須田翔役。演技は素晴らしかったが、当時13歳にしては大人びていたこと(だからこそ長男役に抜擢されたのだと思うが)、さらに育つごとに福士蒼汰(27)とそっくりになっていったことで、キャスティングで損をすることも多いタイプかな、と勝手に思っていた。

 ところがそんな心配をよそに、中川はその後もスクスクと活躍。『重版出来!』(TBS系)の大塚シュート役で彼が出てきたときは、久々に会った甥が素直でエエ子に成長してビックリぐらいの温かな衝撃を覚えたし、『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)は内容自体はハマれなかったが、猛女3人に振り回される姿を愛でるためだけにチャンネルを合わせた。

 最近ではバラエティ番組などでもよく姿を見るが、大御所芸人にいじられても、切り返しがイマドキの素直さ。なんとすがすがしく「等身大の青年」に成長していることか! 王子様のルックスなのに、1割ほどヘタレ感を漂わせているあたりがたまらない。『家政婦のミタ』から年齢が追いついてきて、ここしばらくでドンピシャに合ってきたというイメージである。今の彼を見ていると、「いやー、元気で熱くてイジリ甲斐もあって青春でイイよね!」と見守りたくなるのだ。

■中川大志が一番“らしい作品”は?

 この青春おバカのイメージは、私がAmazonプライムビデオの無料配信で見ている、彼の作品の影響もあると思う。『監獄学園-プリズンスクール-』『ReLIFE リライフ』『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』。同年代の男性俳優と男子校ノリを喜々として演じているのも、彼の演技に青春を感じる理由だろう。全力でスケベ男子を演じている彼の全力演技よ! 恋愛メインのストーリーであっても、「気のいいヤロー友情モード」がしっかりと残るのだ。

 才能云々はもちろんだが、楽しそうに演じている人には誰もかなわないなあ、と中川大志を見て元気づけられている。2017年から参加している『LIFE!人生に捧げるコント』(NHK)で、大物芸人や俳優の中でコントを披露している彼も、そりゃもう楽しそうだ。

 5月8日に公開予定だった主演映画『砕け散るところを見せてあげる』は残念ながら延期になっているが、新しい彼を見ることができそうだ。シリアスなドラマもいいが、お願いします。青春バカな作品にも出続けて!(田中稲)

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