未解決ミステリー。1万6千人もの行方不明者を出した「アラスカ・トライアングル」の謎
謎の失踪事件が相次ぐアラスカトライアングル / Pixabay
「バミューダトライアングル」の名前は聞いたことがあるだろう。昔から船や飛行機、その乗務員のみが消失してしまうという伝説の魔の三角形の海域だ。
だが、こうした謎の事件は、バミューダだけに限らない。この数十年、アラスカでも同様の不可解な失踪が続いていて、「アラスカトライアングル」、もしくは「アラスカのバミューダトライアングル」と呼ばれている。
・未踏の荒野にあるアラスカトライアングル
問題の「アラスカトライアングル」は海ではない。北岸のバロウとアンカレッジと南岸のジュノーを結ぶ三角形の未踏の荒野にある。
広大な森が広がり、氷に覆われた山の頂がそびえたち、人に侵入を拒むツンドラの地では、確かになにが起こってもおかしくない。毎年のように何度も捜索・救助隊が出されているが、遺体はおろか、なにも見つけることはできていない。

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・飛行機の相次ぐ消失、1万6000人以上が行方不明
アラスカトライアングルが初めて注目されたのは、1972年に米下院院内総務のヘイル・ホッグスの飛行機が、アンカレッジとジュノーの間のエリアで忽然と消えたことだ。
軍用機40機、民間機50機を動員して39日間の大規模な捜索が行われたが、飛行機の残骸も、人間も遺体もなにも見つからなかった。なお、この事件の後、すべてのアメリカの民間機には救命無線機の装備を義務づける法律が可決された。
行方不明になった航空機は他にもある。1950年には、44人の乗員を乗せた軍用機が跡形もなく消え失せ、1990年には、パイロットと4人の乗客が乗ったセスナ340が消えた。
1988年以降、1万6000人以上がこのアラスカトライアングルで失踪している。アラスカの人口の1000人に4人が行方不明になっている計算で、これは全米の行方不明者数の2倍以上という異常事態だ。
失踪者らは、アラスカの大地をさまよい続け、自然の猛威のせいで死んだという結論を出すのは簡単だ。だがその数があまりにも多すぎる。

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・気候や地形によるものなのか?
航空機が消えてしまう原因のひとつとして、気候や地形が絡んでいる可能性はある。
例えば、1947年、ブリティッシュ・サウスアメリカン航空(BSAA)のランカストリアン旅客機スターダストが、アルゼンチンのブエノスアイレスから、チリのサンティアゴへ向かっている途中で消えた。
その消息は、50年たってもわからなかったが、1998年、ふたりのアルゼンチン人登山家が、トゥプンガト山を登頂しているときに、航空機の残骸を見つけた。
調査の結果、スターダストは、ほぼ垂直の氷河に衝突して雪崩を引き起こし、あっという間に埋まってしまったという結論に達した。
しかし、アラスカトライアングルで消えてしまったすべての航空機が、同じように雪崩で埋まってしまったとは思えない。とすると、科学的に根拠のある説明はあまりできず、だんだん怪しげな話になってくる。

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・アラスカのUMA「クシュタカ」によるものなのか?
デニス・ウォラーという作家が、『クシュタカの探索──アラスカのもうひとつのビッグフット、トリンギットインディアンが語るカワウソ人間』という自著の中で、アラスカ南東部に住む先住民トリンギット族やツィムシアン族が語る、謎の未確認生物のことをとりあげている。
「クシュタカ」とは、カワウソ人間のことで、アラスカのビッグフットとも言われる。知り合いや子どもの声を真似て、近くの川に人間をおびき出しては八つ裂きにして殺したり、吸血鬼のように犠牲者をクシュタカ仲間にしてしまうと言われている。数々の失踪はこの生き物の仕業ではないかという説もある。
Cryptids and Monsters: Kushtaka
・氷河の幻惑なのか?
もっと根拠のありそうな説は、アラスカの美しい氷河に幻惑されて、多くの人々や航空機が飲み込まれたというもの。
氷河は固い氷に見えるが、実はその内部はハチの巣のような構造になっていて、見えない部屋が隠されているという。そうした家やビルよりも大きな見えないクレバスが、北国の降雪と相まって、失踪者を覆い隠してしまうのではないかというのだ。

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確かにアラスカトライアングルでは、"煙のように跡形もなく消えてしまう"ことが、自然によって埋められてしまうという意味と同じなのは、ありえないことでもなさそうだ。
とはいえ、いまだに真相はわからない。とにかく、アラスカの大自然に足を踏み入れるときは安全第一を心掛け、もし、なにか見つけたら、アラスカ失踪者情報センターに連絡することを忘れないように。
References:Thousands of People Have Mysteriously Disappeared in Alaska's Bermuda Triangle | Discovery/ written by konohazuku / edited by parumo
先日「マツコ&有吉 かりそめ天国」でひっさびさに『川口浩探検隊シリーズ』の一部を見たのだが、子供の時に見たあのドキドキとワクワクが蘇ってきた。今のご時世では制作できないだろうし、ネットでフルボッコにされそうではあるが、昭和には作り物ドキュメンタリーであるモキュメンタリーを楽しむだけの心の余裕がみんなにあったのだろう。無性に探検隊シリーズ見たくなってネットで見まくりだったわ。
で、何がいいたいのかというと、アラスカトライアングルの謎を藤岡弘、師匠あたりに解き明かしてもらいたいってことなんだ。あと見たことない人も是非一度見てほしいな。ヤラセって言葉だけでは片づけることのできない不思議な魅力ってあるから。