「株が売れずに困っている人は少なくない」 保有する非上場株式が人生を苦しめる? (3/3ページ)
また、同族企業の場合、経営に関わっている場合は役員報酬がもらえますが、まったく携わっていないのに株だけ持っているケースだと、税金を払わされて終わりですからね。
――非上場株式を持っている人は困っているケースが多いということですね。
洲山:そうです。価値算定されて1000万円の価値があると言われても、買い取る人がいなければそれはただの紙切れに過ぎません。だから、非上場株式を持っている自分が亡くなった場合、相続する側が苦労することも考えられるんです。自分の相続で、子どもが家を売らないといけないとなるのは本末転倒ですよね。
――本書には様々な事例が登場します。今おっしゃられていた相続時のトラブルであったり、同族企業でやっていたのに関係のこじれから追い出されてしまったり。これらは実例をもとにしているんですか?
洲山:はい。もちろん、実例そのまま書くと守秘義務上問題になるので、実例をベースにしたフィクションを入れています。**
――今は洲山さんの運営する「株式買取相談センター」がありますが、そこを介して非上場株式の売却先が見つかることがあるんですね。
洲山:そうです。この本でも書きましたが、基本的には我が社が(株式を)換価できると思えば買い取ります。お客様からの資料をいただいて、「これくらいの額ならば我が社が買い取ります」という提示をするんですね。
――非上場株式の売却について詳しく知るにはどうすればいいのでしょうか。
洲山:非上場株式の売却方法についての本はおそらくこの本と、牛島信先生の『少数株主』という本くらいしかありません。牛島先生の本は小説仕立てで理解できるようになっているので、この2冊を読むといいと思います。
あとは、弁護士や税理士さんにご相談するという方法もありますが、少し敷居が高いと思います。我が社は面談も株価鑑定も無料で受け付けていますので、気軽にお使いいただいています。
(後編に続く)