2600年前、武器とともに埋葬されていたのは13歳の少女戦士だった。遺体調査で明らかに(シベリア) (2/4ページ)

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矢尻は2本が木製、1本が骨製、1本が青銅製 image by:A.Yu. Makeeva

・最新の調査により13歳の少女戦士であることが判明

 それから時が流れ、分析の技術も比べ物にならないくらい発達した。

 そして、このほどモスクワ物理技術研究所の研究チームがDNA検査を行った結果、じつはようやく13歳になったくらいの少女だったことが判明したそうだ。

「武器と一緒に埋葬されていた子供の遺体は、初期遊牧社会の社会構造について新しい見方をもたらしてくれます」と、1988年に遺体を発見したマリーナ・キルノフスヤカ氏(サンクトペテルブルク物質歴史文化研究所)はコメント。

 この意外な新事実は、スキタイ人社会の新たな側面を現代に伝えるとともに、専門家はヘロドトスが伝えたアマゾーンの伝説へ目を向けざるを得なくなるだろうと彼女は話している。


・伝説の女戦士部族アマゾーンとスキタイの女性戦士の関係

 ギリシア神話に登場するアマゾーンは女だけの戦士部族で、小アジア(現トルコ)のテミスキラを本拠地としていたと伝えられている。

 アナトリア半島にその武勇を轟かせるが、英雄ヘラクレスやアキレウスとの戦いで衰退し、最後は女王を討ち取られて滅亡した。

 長いこと伝説上の存在で実在した部族ではないと考えられてきた。しかし今では、紀元前9~2世紀頃に中央アジアで勢力を誇ったイラン系遊牧騎馬民族「スキタイ」を見た古代ギリシア人が、その文化や習慣を誇張して伝えたものという説が有力だ。

 スキタイでは女性の地位が高く、女であっても幼い頃から戦う訓練を積んでいたことで知られている。
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