お笑いコンビ・TKOの木下隆行が6月10日に自身のYouTubeチャンネル「木下プロダクション」にアップした動画が多くの非難を集めている。

　事の発端は、10日に「美女YouTuber100人の動画に高評価を押します！」と題してアップされた動画内での木下の軽率な発言だった。冒頭、木下はユーチューバーとしての活動をスタートさせて以降、「気になったことがある」と切り出し、女性ユーチューバーに美女が多いのではないかとの持論を提唱。この動画では、YouTube上でチャンネルを持つ女性ユーチューバーの動画を片っ端から再生していきながらその容姿を確認し、木下が美女もしくはタイプだと判断した場合に動画に高評価を付けていくという企画となった。

　著名ユーチューバーのてんちむから始まり、幸先良く高評価ボタンを押した木下は、その後も次々に美女ユーチューバーの容姿を“ジャッジ”していくと、80人目に訪れた女子3人組のヘラヘラ三銃士には「タイプ、2人やなぁ」とやや辛口に。続けて「リアルに、まぁ、でも3分の2、タイプがいたら高評価ですよね」と最終的には“美女ユーチューバー”という判断になり、高評価ボタンを押した。

　この10日にアップされた動画内での木下のデリカシーに欠けた発言が、巡り巡ってヘラヘラ三銃士のメンバーにも届いてしまい、同ユニットの一人である「まりなちゃん」がこれに反応。木下が「タイプ、2人やなぁ」と言及するシーンのスクリーンショットを引用しながら、「うちら3人グループでやってるのにタイプ2人やなぁとか無自覚でこういう事言うからおぢさんムリ」と拒否反応を示している。

「このまりなちゃんの怒りのツイートには『わかる…』『どこから目線で人にもの言ってるん？ってなる』『謎の批評してくるおぢさんいるよね』『何様ですか？』との共感が寄せられています。また、そもそも48歳の木下が20歳前後の若い美女ユーチューバーを次々に“ジャッジ”していき、タイプかそうでないかを発表していくというルッキズムを助長する企画自体にも嫌悪感を覚えたとする声が多い。