手越、中居、今井「決別・共存・主替え」辞めJ3人の業界サバイブ術!

日刊大衆

(左から)中居正広、手越祐也
(左から)中居正広、手越祐也

 2011年から始まったTBS系の音楽特番『音楽の日』が、7月18日に約9時間半(14時~23時18分)にわたって生放送されることが明らかになった。

 総合司会は10年連続で元SMAP中居正広(47)と安住紳一郎アナウンサー(46)が務めることになる。

 同番組は震災復興への願いを込めて「音楽の力で日本を元気に!」という思いでスタートし、今年は「日本の元気!」をテーマに放送が行われる。

 世界中が新型コロナウイルスの猛威にさらされる“こんな時だからこそ”、第1回の放送から掲げてきた番組の信念を今年のテーマに決定したという。

 中居は「今までの年とは違い、ある意味で真価を問われることになるのではないかと感じています」と、番組への思いを語った。

 中居と安住アナが総合司会を務めることに、「ジャニーズを退社した後なのでちょっと心配しましたが、今年も2人が司会でよかったです」「そのまま中居さんが起用されてよかったです! 安住さんとのやり取りも完璧で楽しんで見ることができますね~」「中居くんは独立してもうまく仕事を継続できてるなぁ」といった声が上がっている。

■SMAP解散騒動から根回し?

「中居は今年3月にジャニーズ事務所から退所しましたから、一部ファンの間では今年も『音楽の日』の司会に起用されるのか、不安があったのでしょう。ただ、中居は退所後もそれまでのレギュラー番組に出演し続けています。

 以前からTBSとは特に良好な関係を築いていて、2016年にSMAP解散騒動が報じられた際、冠番組の『中居正広の金曜日のスマたちへ』だった番組名が『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』へと改題されました。

 これはSMAPが解散しても、番組は“SMAPとは関係ないですよ”と示すことで、中居と番組を守るための措置だと言われました。それだけTBSとはいい関係なんです。また、今年になって急に『音楽の日』から中居を外したりすれば、逆に視聴者の反発を招いてしまいますよね」(芸能プロ関係者)

 TBSでは、7月2日から中居と宮川大輔(47)、本田翼(28)がMCを務める『中居大輔と本田翼と夜な夜な(4747)ラブ子さん』もスタートする。

「ただ、TBSだけではありません。独立を発表する記者会見はテレビ朝日社内で行われました。会見を取り仕切ったのは『中居正広のニュースな会』のスタッフ。中居はテレビ朝日とも懇意にしていますし、日本テレビでも『ナカイの窓』に続き、『新・日本男児と中居』にも出演中です。

 退所後の中居が、今まで通りの活躍を続けられるのは、中居自身がテレビ局幹部や有力芸能プロ幹部とつながっているからという点も大きい。退所してもジャニーズ事務所に匹敵するサポートを受けられるコネクションを持っているんです。

 ただ、それだけではありません。中居はSMAP解散騒動以来、独立に向けて関係各所にきめ細やかな根回しをしてきたのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

■事務所に残留した理由とは?

 2016年、SMAP解散危機を週刊誌やスポーツ紙が報じ、同年12月31日をもってSMAPは解散。2017年9月に稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)はジャニーズ事務所を退所し、現在は新しい地図として活動している。

「当初、中居も3人と退所すると見られていましたが、木村拓哉(47)とともに事務所に残留。ただ、中居が残留したのは、自分がジャニーズ事務所に残ることで、出て行った3人を守るためという見方もありました。また、知り合いのテレビ関係者に“新しい地図の3人に番組を持たせてやってほしい”と、頼み込んでいたという報道もあります。

 当然、中居も同じタイミングでの退所も考えていたはず。それでもSMAP解散以降、3年の期間を費やして、自分自身、そして新しい地図にとっても仕事のやりやすい独立を模索していたのではないでしょうか」(前同)

■“新規仕事”と“密約”

 中居はここ数年間、新規の仕事やCMのオファーは受けてこなかった。

「中居がこれまでの“太い仕事”のみをこなしているのは、新しい仕事を始めるとジャニーズサイドからすると“自分たちに来るはずの仕事を奪われた”という見方をされかねないためではないでしょうか。ジャニーズ事務所と良好な関係を保ちつつ、“ジャニーズ時代から築き上げた人脈の仕事だけをやっていく”ことで、ジャニーズの領域を侵食することはしてこなかった。

 また、退所後も新しい地図とはしばらく共演をしないという“密約”もあるといいます。これは、中居と3人が共演してしまうと木村1人が孤立しているように見えてしまうから。中居と木村には長年、不仲説がささやかれましたが、それでも中居はジャニーズサイドの顔を立ててこの条件を飲んだ。そのため、独立後もジャニーズ事務所とは“提携”という形になり、今年3月の円満退社につながったのではないでしょうか。

『音楽の日』もそうですが、退所後も中居とジャニーズタレントは共演できますし、ファンも中居と現役ジャニーズタレントの絡みを喜んでくれる。中居は非常に巧みな立ち回りで独立したと言えますよね」(同)

■今井は愛之助とタッグ

 2018年9月にジャニーズ事務所を退所した今井翼(38)は、NHK大河ドラマ麒麟がくる』に出演。物語中盤のヤマ場となる「桶狭間の戦い」で今川義元を討つ織田信長の家臣・毛利新介役で登場した。

 また、8月13日スタートの連続ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』(日本テレビ系)に、準主役級のキャストとして出演することが明らかになった。

 ジャニーズ事務所退所後、今井は片岡愛之助(48)などが所属する松竹エンタテインメントに移籍している。

「舞台で共演したことをきっかけに今井と愛之助は公私ともにわたって親交を深めました。松竹への移籍も、愛之助の取り計らいがあったはず。また、愛之助が有力歌舞伎俳優であることはもちろんですが、ジャニーズと松竹は持ちつ持たれつの関係にあるのも、今井の第一線復帰の後押しになったのではないでしょうか」(芸能記者)

 松竹エンタテインメントは、歌舞伎、松竹新喜劇、舞台、映画などを制作する松竹の子会社。松竹が所有する大阪松竹座、新橋演舞場などではジャニーズの公演も行われる。

「松竹、ジャニーズの双方が今後もいい関係を継続していきたいという思惑がある。当然、今井の役者としての実力が評価された点も大きいでしょうが、今井はジャニーズ事務所に対抗できる事務所に移籍したことで、第2の芸能人生のスタートを切れたと入れるでしょうね」(前出の芸能記者)

■手越は『イッテQ!』を即日解雇

 6月19日には元NEWS手越祐也(32)がジャニーズ事務所からの退所した。

 手越の退所が発表された6月19日、『世界の果てまでイッテQ!』、そして手越がレギュラーを務めていた『サッカーアース』を放送していたに日本テレビは、「(今後手越の)レギュラーとしての出演はありません。総合的に判断いたしました」とコメントを出している。

 手越は6月23日、東京都内で記者会見を行い、退所を報告するとともに今後の活動について発表。

 記者から、「退所することでこれまでの仕事がなくなった現状をどう思うか」聞かれると、「理想はジャニーズ事務所にいながら『イッテQ!』などのレギュラーを続けて、夢である海外を攻めたかった」と本音を漏らす場面もあった。

 また、「本当に出演させていただいていた番組には感謝をしているので、個人になっても出演させていただけるのであれば喜んで出る。ノーギャラでも出たい」と明かしたものの、「僕以上に日本テレビとジャニーズ事務所で深い関係があるので、そこに従わなくてはいけない。それも覚悟の上で独立を決めていた」とも語った。

■手越の根回しは…

「手越は5~6年前から退所を考えていたといいます。今年3月の契約更新前後にその思いを明かしていたという報道もあり、準備はしてきたのでしょうが、やはり急ごしらえ。そうなると日本テレビも手越を守りたくても守れない。地上波にすぐに出演することは難しいでしょう。

 手越はYouTube、SNS、Netflixをはじめとする動画配信サービス、オンラインライブ、そして新ビジネスを立ち上げたりして勝負していくことになります。

 “ジャニーズ事務所という物差し”で考えると、中居は“共存”、今井はジャニーズに対抗できる事務所への“主替え”、手越は、“決別”ということになるでしょうね」(前同)

 それぞれ違う再スタートを切った辞めジャニタレント3人。彼らは今後、どのような道を歩んでいくことになるのだろうか――?

「手越、中居、今井「決別・共存・主替え」辞めJ3人の業界サバイブ術!」のページです。デイリーニュースオンラインは、中居正広のニュースな会麒麟がくる新しい地図中居正広の金曜日のスマイルたちへ世界の果てまでイッテQ!エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧