人間は立ち向かうことで強くなる。小説家に聞く自分の使命の見つけ方 (3/3ページ)
もう一つは、人間の力は大きな自然の力の前では弱いものだが、それでも、人間は立ち向かうことで強くなれるし、正しく進化していくのだと言うことを仮想の大災害を前提にして物語に仕立てることです。処女作の『天意を汲めるか』は両方の意図を交差させています。
――本書をどのような方に読んでほしいと思いますか?
鶴石:今、悩んでいる若い生徒や先生に読んで欲しいと思います。
――このコロナ禍の中で、人々は救いを求めていると思います。だからこそこの作品を読んでエリの存在が大きく感じました。このインタビューの読者に自分の使命を見つけるために何かアドバイスを頂ければと思います。
鶴石:自分は何のためにこの世に産まれてきたのかという問いを常に問い続けることが大事です。その上で、今置かれている立場の中で、正直に誠実に精一杯生きることが、次につながります。
(了)