人間は立ち向かうことで強くなる。小説家に聞く自分の使命の見つけ方 (1/3ページ)

新刊JP

『ブ・デ・チ』(幻冬舎刊)
『ブ・デ・チ』(幻冬舎刊)

コロナ禍の最中、『ブ・デ・チ』(幻冬舎刊)という小説がドロップされた。

ブス・デブ・チビの頭文字をとって「ブデチ」というあだ名をつけられた女子中学生・神山エリ。しかし、彼女は泣きまねをしたり、悲しむふりをしたりしているだけで、いじめっ子たちを慈愛の眼差しで見つめていた。

エリの存在は「生きる意味」を強く考えさせられる。
彼女は一体何を考えているのか? そして、彼女の正体とは? そして、この物語は何を伝えようとしているのか?
物語を執筆した鶴石悠紀さんへのメールインタビュー。ここでは「神山エリ」という存在を通して、物語の核心に迫っていく。

■「自分は何のためにこの世に産まれてきたのか」を問い続けてほしい

――主人公の神山エリという存在は不思議です。その正体が読者に明らかになるまでの中でも、全てを慈愛で包むような眼差しをいじめっ子たちに向けており、不思議な魅力を持つ女の子でした。このキャラクターはどのように作ったのですか? モデルなどはいるのでしょうか?

鶴石:霊的な進化の世界では、多次元の霊界があり、もっとも進化した霊体は、8次元霊界に属していると言われているのです。大日如来や薬師如来、釈迦如来は8次元霊界に存在すると神智学では説いています。

菩薩は、1ランク下の7次元霊界の存在だと言われていますが、そのクラスになるとふたたび人間界に産まれてきて修行する必要はないと考えられていますが、私はあえて、7次元霊界の文殊菩薩でもさらにもう1段階の霊的進化のために産まれてくる事はあるのではないかと設定しました。

そうすると、それだけ進化した高度の仏的存在は、人間として産まれてきたときに、どういう目的、あるいは命題を進化のテーマにするだろうなと想像しました。モデルはいません。

――「いじめ」から「成長」へ、そして人間としての「成熟」が描かれていますが、執筆を進めていく中で掲げていた「テーマ」はなんだったのでしょうか。

鶴石:回答は前の質問で述べています。

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