コロナ第2波来襲までに治す!日本を代表する「がん最高の名医」
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ようやく、かつての生活を取り戻しつつあるように見える日本社会。だが、けっして油断することなかれ。コロナ禍が小康状態の今のうちに、健康に不安がある人は診察を受け、持病がある人は治療を始めて、来るべき第2波に備えよう!
緊急事態宣言が解除されても、新型コロナウイルスの感染者数は減少していない。“死の病”の代表格であるがん患者にとっても、見逃せない脅威だ。
「まだ新型コロナウイルスが、がん細胞にどのような影響を及ぼすかは判明していないんですが、なんらかの疾患のある人にとって、重病化する危険性が高いのは分かっています。感染の第2波が襲来する前に治療のめどを立てるのが重要です」(医療ジャーナリスト)
がん治療といえば、切除手術、抗がん剤、放射線が3大治療だが、日本では圧倒的に切除手術が主流。まずは手術してから、再発・転移防止のために抗がん剤、放射線治療を行うという考えがまかり通っている。
多くの末期がん患者の相談にも乗っている『健康増進クリニック』院長の水上治氏は、がん治療の現状に警鐘を鳴らしつつ、こんな例を紹介する。
「2か月ほど前、すでにがん腫瘍が5〜6センチで全摘といわれたものの“人工膀胱になりたくない”という50代の方が来られました。それで優秀な放射線医を紹介したところ……CT画像を見ましたが、完全に腫瘍は消え、手術の必要はなくなったんです」
これは稀有な例だが、近年は手術前に抗がん剤を投与するケースが増え、その結果、全摘手術を免れるケースも増えているという。
「一般的に、抗がん剤を手術前か手術後に投与するかで、“5年後平均生存率”は変わりません。しかし、手術前の投与で腫瘍が小さくなり、乳がんなら乳房温存できたり、喉頭がん手術なら声帯を損なわずにすんだというケースはあるんです」(前同)
がん医療を中心とする欧米の医学書の翻訳を多数手がけたことから、全国のがん患者から問い合わせを受けるようになり、『がん難民コーディネーター』、『4期のがんを生き抜く最新医療』などの著書もある藤野邦夫氏は、医者の選び方について、こう力説する。
「厚労省指定の拠点病院だからといって、安心できるとは限りません。最近は、ひと昔前なら死を意味するような末期がんでも助かるケースが増えています」
これは、患者個人の遺伝子解析を治療に取り入れたことが大きいからだという。
「抗がん剤の使い方も個人の遺伝子のタイプを基準に決めるようになってきました。それとともに病院間の技術格差が広がり、特に肺がん、肝臓がんの5年生存率など大きな差があります。また、医者個人の経験・技術はもちろんですが、手術、抗がん剤、放射線療法、遺伝子解析など各専門家がチームを組んで行う『集学的治療』が非常に重要になっています」(前同)
病院のHPなどで公開されている生存率、治療実績なども参考になるが、末期患者は終末期ケア専門のホスピスに移し、実績患者としてカウントせずに生存率を“調整する”ケースもあるというので、注意が必要だ。
■すぐにサインを求める医師はNG!
また、前出の水上氏によると、“腕の良い医者=名医”とは限らないという。
「いまだに、がんが進行していると告知する数分ほどの説明の席で、手術予約のサインを求める医師がいます。そして動揺している患者は言われるままサインしてしまう。でも、いくら腕が良くても、こういう医者はダメでしょう。患者の話をよく聞き、抗がん剤投与など術前化学療法の選択肢なども示し、今、決めなくていいよという、できれば人格的にも優れた
医者を選ぶのが一番です」
残念ながら我が国では、抗がん剤に精通する腫瘍内科医の数は少なく、腫瘍放射線科医も同様である。
「外科医が抗がん剤治療も担当することが大半で、“何種類か試したが、効果がなく、ホスピスに行くように指示された”という相談もよく受けます。それで腫瘍専門医のセカンドオピニオンを受けてもらったら、ほとんどの場合、まだ試してみる価値のある抗がん剤はあるという答えが返ってきます」(水上氏)
抗がん剤治療を1年も続ければ患者の体はまずガタガタになるので、患者自身の体力や精神力によっても、打てる手段は限られてくるが、患者の選択肢を多くする意味は大きい。
では、名医をどうやって探せばいいのか? 前出の藤野氏は、こうアドバイスする。
「訪問医、訪問看護師、介護士、ヘルパーなど、がん患者と日常的に接している人に聞くことです。そういう知り合いがいなければ、役所の福祉課で紹介してもらう。『がん患者の会』もいい。特に末期がんの場合、最初の医師選びに、すべてがかかっていると言っても
過言ではありません」
そして医者を選んだら、紹介状の手配だ。
「かかりつけ医にお願いして、目当ての医師に紹介状を書いてもらいましょう。遠く離れた地方に住んでいても、“東京の、このお医者さんにかかりたい”と言えば、紹介状は書いてくれますからね」(藤野氏)
最後に頼りになるのは自分の判断と名医。信頼できる医師を探すことが何よりも必要だろう。
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