千鳥・ノブ「大物MCへの遠い道」!欠かせないのはやっぱり…

千鳥・ノブ(40)が9月2日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出演。オードリー・若林正恭(41)の企画『小物MC芸人』の1人として、麒麟・川島明(41)バカリズム(44)、バイきんぐ・小峠英二(44)らと、『小物MCあるある』について大いに語り合う、という内容だった。
「ダウンタウンのような大物MCと比べて“共演者に基本ちょっとナメられている”“局スタジオが使えない”“弁当がショボい”といった『あるあるネタ』から番組は始まりました。
弁当については、19年5月20日の『ザテレビジョン』(KADOKAWA)のインタビューでも、『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)の食事が“おかずが一種類しかない弁当”と明かしていたり、大悟(40)も、“もう、スタッフさんがバスの中で弁当を取り合いしているのが見てられん”と話していましたね」(女性誌記者)
数々の『あるあるネタ』が語られた後、『こんな時どうしてます?』のコーナーに移行。
若林が「感動VTRの後、笑いがいらない場合はどうするか?」、小峠が「いくら(ゲストの掘り下げを)粘ってもまったく話題にならなかったら?」といった、番組進行についての悩みを相談するコーナーだった。
「“感動VTR~”について、バカリズムは“ちゃんとマジメなコメントできる人が上に上がっていく。(僕らは)茶化しちゃうじゃないですか。だからずっと小物”と厳しいながらも的確なコメントをしています」(前同)
とはいえ、カンペで指示されるときもある。小峠は「動物が頑張るけど、最後に死んでしまう」という映像の終わりで、「笑いで落としてください」とカンペを出されたという。
「“死神のようなカンペ”と称していました(笑)。小峠は近くにいた芸人を“僕は感動しましたけどコイツは笑ってました”とイジることでどうにか乗り切った、というテクも説明していますね。
残りのメンバーも、蛍原は“観る人に解釈をゆだねる顔をして誤魔化す”。川島は“10分前にぺこぱが漫才やってた番組とは思えませんね”と、前に起きたシーンと比較して笑いに持ち込む、というテクニックをそれぞれ説明していて、共演者からも賛同の声が上がりました」(前同)
■小物MC感が露呈する展開に
その後、ノブの悩みに移ったが、ここでもノブの“小物MC感”が露呈してしまうことになった。
「ノブの悩みは『オールスター感謝祭の司会オファーがもし来たらやれる?』でした。ノブは“自分がMCに選ばれて織田裕二や土屋太鳳とトークするもうまくいかず、ガヤ芸人に「ノブ緊張してるな」と茶化される”という悪夢を見たことがトラウマになってしまった、というエピソードを明かしました。
これについては全員“俺も出ない”“井の中の蛙でいたい”と満場一致で“出演したくない”で意見が一致していて、ノブも“やめよう。この夢はやめ!”とシメていました。気持ちはわかりますが、これで大物MCを目指すのは無理がある気がします(笑)」(制作会社関係者)
ここまで情けないトークが目立つノブだったが、次の『あの人がいると助かる!』という、共演するとき頼りになる人を上げるコーナーでは、絶妙なコメントでスタジオを爆笑させた。
「バカリズム以外全員が平成ノブシコブシ・吉村崇(39)を取り上げてサポート力の高さについて絶賛されていました。
ノブは元祖バラドルのの井森美幸(51)が“どんな無茶振りでも一番に喋りだして場をつないでくれる”という意味合いで『足軽歩兵』という謎過ぎる単語をチョイスしたことで、スタジオやSNSは大爆笑でした(笑)。バカリズムもツッコんでいましが、本当は『切り込み隊長』と言いたかったようですね」(WEBライター)
■大悟が不可欠!?
ここまでさんざん小物っぷりが露見していたノブだったが、今回の5人の中で唯一『あの人がいると助かる!』に挙げた相手に、注目が集まった。
「ノブは大悟を“司会するってなったら頼もしい”と評したんです。川島が“(相方)書いてない僕らがなんか冷たいみたいな”とボヤいたり、若林や小峠は“トークでは邪魔”という旨のコメントをしていましたが、確かに千鳥は2人でMCをやっているときが一番盛り上がりますよね」(テレビ局関係者)
18年12月27日の『GQ JAPAN』のインタビューで千鳥は、トークについて以下のように話していた。
「むしろテレビのトーク番組のほうが、これウケんかったら迷惑かかるなっていう感じはありますね」(ノブ)
「2人とも乗ってなかったら、たぶん『なに言うとんねん』で終わってるけど、どっちかが笑うてるから、『ああ面白いこと言うてんのかな』っていう感じになってるというか」(大悟)
2人でトークするからこそ、千鳥は場を盛り上げる雰囲気を作ることができるのだろう。
■24時間テレビに出られる実力を持っている?
「6月7日放送の『行列のできる法律相談所』でも、YouTuber芸人のフワちゃん(27)に“ザコ感がすごい”と言われてしまったり、番組内で終始スベってしまったことがありましたが、この際も“必死なノブ久しぶりやぞ!“と大悟がツッコむことで笑いに昇華する場面もありました。2人は単独よりもコンビMCのほうが向いているタイプなんだと思います。実際、千鳥はコンビなら10本のバラエティ番組を抱えていますからね」(専門誌記者)
また、ノブは自分を過小評価しているのでは、とする声もある。
「たびたび公言していますが、千鳥はサンドウィッチマンをライバル視しているんですよ。千鳥も人気は十分ですが、さすがにサンドは相手が悪い。比較対象が大きすぎて、自己評価が低くなっているんだと思います。ノブは佐藤健(31)を筆頭に交友関係も広いし、18年3月9日の『金曜★ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では放送作家から“もはや安定感しかない。24時間テレビみたいな大型番組で司会をしていても何ら不思議ではない”とコメントが寄せられていました。本人が思っている以上に周囲からは高評価なんです。息がぴったりの大悟とコンビを組めば、もう鬼に金棒ですよね」(前同)
『くりぃむしちゅー』の上田晋也、有田哲平の2人は、それぞれ単独でも活躍しているが、上田がMC、有田が出演者というコンビでも、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)や『しゃべくり007』(日本テレビ系)など、計6本のレギュラーを持っている。
漫才でもバラエティでも、最高のパートナーはすぐ隣にいた。ノブは大悟と一緒なら、大物MCは決して夢ではない!?