公開復讐?未調理の鳥まるごと1羽を審査員に出した料理コンテスト出場者(スペイン)

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公開復讐?未調理の鳥まるごと1羽を審査員に出した料理コンテスト出場者(スペイン)
公開復讐?未調理の鳥まるごと1羽を審査員に出した料理コンテスト出場者(スペイン)

調理前の鳥をそのまま料理として審査員に!image credit: youtube

 イギリスBBCで1990年から続いているテレビ番組『MasterChef(マスターシェフ)』は、優勝トロフィー獲得に向けて、料理好きのアマチュアたちがその腕を振るう人気のコンテスト番組だ。

 シリーズでは、参加者たちが勝ち進んでいくごとに料理の腕を磨き、素人とは思えない勝負料理を審査員に提供する様子が視聴者を釘付けにしており、セレブ参加バージョンも人気となっている。

 この番組は、イギリス以外にも、アメリカやオーストラリア、フランス、ブラジルなど世界各国版が展開されているが、このほどスペイン版で審査員および視聴者らを驚愕させる出来事が起こった。『The Sun』などが伝えている。

“Nos hemos equivocado terriblemente contigo”: Saray expulsada de Masterchef 8

・鳥を未調理で出した参加者に審査員ら凍り付く

 スペイン版『MasterChef』で、番組放送史上初と言える驚愕する事態が発生したのは、5月4日放送分のシーズン8の最中だった。

 ここまで勝ち残った参加者たちは、料理のスキルも相当だ。しかし、ここにきて1人の参加者がとんでもない料理を審査員に提供した。

 ソーシャルワーカーとして働くサライ・カリージョさん(27歳)は、前回の審査時に、審査員らが自分の料理に対してだけ判定が厳しく批判的だったことに不満を漏らしていた。

 また、「鳥を調理するのが怖い」と鳥料理が苦手であることを口にしていたにも関わらず、テーマとして出されたヤマウズラを見て、サライさんは愕然とした。

 食材となるヤマウズラは、羽が付いたままの、いわゆる死体の状態でのみ用意されていたのだ。

 審査員たちに怒りと不快を感じたサライさんは、それに対する抗議の意を示すために審査時に鳥を未調理のまま差し出した。

 自分の審査の番が来ると、サライさんは皿を自分の肩の位置まで高く掲げ、澄ました顔で3人の審査員が待つテーブルへ向かった。

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image credit: youtube

 そして、羽のついたまま、全く調理されていないヤマウズラ丸ごと1羽が載った皿をテーブルの上に置くと、何食わぬ顔して審査員たちの反応をうかがった。

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image credit: youtube

 皿には、ネギと茶色のソースが敷かれてあり、ヤマウズラにもソースがかけられている。そしてヤマウズラの上にはミニトマトが数個、乗せられてある。

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image credit: youtube

 この、あまりにも大胆過ぎるチャレンジを見た審査員たちおよび後ろに並んでいた参加者らは言葉を失い、ショックで凍り付いた。


・サライさん、スタジオから退場を命じられる

 審査員の男性の1人は、ヤマウズラを手に取り、ソースをナプキンで拭き、別の皿に移した。

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image credit: youtube

 そしてサライさんに向かって、「これは、この番組のオーディションを受けた28000人の参加候補者たちへの侮辱だ」と激しく批判し、「君を参加させたのは我々のミスだ。今すぐエプロンを外して退場してくれ」と命じた。

 始終体を左右に揺らしながら不真面目とも取れる態度で審査員の前に立っていたサライさんは、その言葉を聞いて一瞬肩をすくめた後、エプロンを外し、「さよなら」と短く放ち、スタジオから退場した。

 この光景を見ていた他の参加者たちは、ショックで開いた口を抑えたり、顔を覆ったりしており、中には「こんなの、MasterChefで見たことない」と囁く者もいた。


 自分に対してだけ不公平な審査をしたことへの報復として、審査員らに衝撃を与えてやろうとしたサライさんの行為は、動画を見る限り100%成功したといえるが、与えられた課題を無視し、未調理で審査員に突き出すという行為は、MasterChefの番組始まって以来の驚くべきシーンとなったようだ。


・ネット上で動画が拡散。ユーザーらの反応は?

 この動画がネット上で拡散すると、多くのユーザーらがサライさんの行動に驚きの声をあげ、様々な声を寄せた。


・今までの番組シーンで最高の瞬間だったかも。

・相当、怒ってたんだなというのがわかる。

・これは、ちょっと許せない。こんな人、参加資格ないのは当然よ。

・確かに、こんな光景は今までこの番組で一度も見たことがない。

・さすが、スペイン。ドラマチックすぎる。

・唖然とするパフォーマンスだな…。

・審査員、味見してあげないと。(笑)

・時間切れで中身が生だった、とかいうのは今まであるけど、さすがにこれはないな。

・勇気あるな。彼女のこと好きになったぞ。

・この件でネット上でもかなり拡散してるから、スペイン版のいい宣伝効果になったね。
シンプソンズ見てたら予想はできたかもね。

written by Scarlet / edited by parumo
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