低迷する中小企業の生産性。向上のカギは「人事評価制度」にあり! (3/4ページ)

新刊JP

「ビジョン実現型人事評価制度」の最終的な目的は、経営計画の達成であり、社員全員が豊かになることです。経営者はここがブレてはいけません。

――「ビジョン実現シート」を見ると、はじめに来るのが「経営理念」です。この経営理念を作成する際に注意すべきことはなんですか?

山元:経営理念は、その会社が何のために事業を行っているのかを明確に示すものです。いわば会社の存在意義ですね。だから、本来どの会社にもあるはずなんですが、それが明文化されていない会社もあります。この本では5つの手順で経営理念のつくり方をご説明していますが、これは経営者自身が考えなくてはいけません。

――そこで明文化された経営理念によっては社員が離れていくリスクも?

山元:この段階で共感していなくなるケースはほとんどないと思います。明文化されていないけれど、誰のために、どういう目的で、というのはあるはずで、社員はそこに向けて業務に取り組んでいるわけですから。

――「経営理念」の次に来るのが「基本方針」ですね。

山元:「基本方針」は会社の方向性・考え方をより具体的に落としたものです。さらにその奥に社員に求める指針である「行動理念」、人材を育成する際の指針である「人事理念」が出てきます。

シートを見ていただくと、「経営理念」から始まり10個の要素がありますが、どんどん一人ひとりがどう行動すべきかが具体化されていくんですね。つまり、経営理念から最後の「10年後の社員人材像」「ギャップを埋めるために必要な課題」まで、すべてつながっているんです。

――この制度の運用について、「2、3年はかかる」とおっしゃられている通り、浸透・定着が大変そうだなと思います。

山元:これは考え方を徹底して伝えていくことですね。

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