藤井聡太 誰も語らなかった「7大極秘ファイル」初公開(4)「前のめり」克服で絶好調 (2/2ページ)
終盤に持ち時間が少なくなるのは序盤・中盤の未知の局面に時間を要しているからなのです」
さらに藤井が「怪物」と呼ばれるゆえんは他にもある。【7】どんな局面にも動じないポーカーフェイスこそ、ベテラン棋士をも圧倒する雰囲気を漂わせることになるという。
「プロ昇格前の三段リーグでの初対局の頃から今のスタイルが確立されていました。プロ棋士でも難しい局面になると頭をかいたり、首をかしげたり、ボヤいたりするものです。藤井七段はずっと頭をフル回転させている様子で、表情からは何も読み取れません。多少の形勢のよしあしでは表情が変わりませんからね」(大橋六段)
唯一、対局中に熟考する際には、上半身を前後に揺らす癖があるが、
「あまりにも前のめりに揺れるので盤面に後頭部が映るシーンが多かった。ただ、タイトル戦ではカメラに頭を抜かれることも少なかったので、癖を克服したのかもしれません」(将棋ウオッチャー)
もはや弱点はないのだろうか。
「私が対局した6月10日の王座戦の予選でも序盤・中盤とリードされていて、藤井七段の勝ちパターンでした。ただ、一手だけ悪手を指されたことで形勢が逆転して私が勝利することができました。ミスでも飛び出さないと勝つことが厳しいくらい強いんです」(大橋六段)
将棋界ではトップクラスともなれば、一手のミスが致命傷になる世界。9日の棋聖戦第三局でも「新局面」が生まれるに違いない。
(アサヒ芸能7月16日号に掲載)