藤井聡太 誰も語らなかった「7大極秘ファイル」初公開(4)「前のめり」克服で絶好調 (1/2ページ)
藤井といえば、ルーティンも欠かせない。デビュー直後には、将棋会館近くの中華料理店から注文する「勝負めし」が注目されてきたが、最近になって【5】「スーツにスニーカーの新ルーティンだ」と評判になっているのだ。
「藤井クンといえば、対局前の日課としてお茶を飲むシーンがしばしばキャッチされていますが、対局のファッションにもルーティンを採用している。直近のタイトル戦二局では着物姿を披露したことが話題になったが、棋聖戦一局目はいつもどおりのスーツ姿で登場。慣れない所作や着崩れのリスクを懸念しての対応だったようだが、対局後の会見ではその足元に注目が集まりました。というのもオーダーメイドのスーツ姿でしたが、革靴ではなく、フランスのブランド『パトリック』の黒いスニーカーを履いていたんです。デビュー2年目から履いている靴で、これまでもインタビューなどの立ち姿で何度も確認されてきた靴でした。愛着のある靴を履くことで、大事なタイトル戦の初陣を落とすまいとする願掛けの意味を込めたのかもしれません」(将棋関係者)
藤井のみならず棋士はとかく「ゲン担ぎ」やルーティンにこだわるが、指し手にこだわらないのが、藤井の強さの源泉といっても過言ではない。大橋六段によれば、
「【6】序盤研究のバリエーションの多さは、他のプロ棋士と比べても突出しています。対局がスタートする駒組の段階に先手・後手でそれぞれ一つずつ得意な戦法を用意することが多いと思います。ただし、藤井七段はそれぞれ3~4パターン持っていて戦術が幅広い。そのため、相手によって柔軟な戦術を取ることができます。そうなると対戦する相手は対局前の事前準備にかなりの時間を割くことになります」
藤井の戦術の多さは対局相手の知るところ。この事前の情報戦もまた藤井のアドバンテージになっているようなのだ。さらに中盤・終盤でも先のような変幻自在の指し手で相手を翻弄する。大橋六段も証言する。
「中盤は具体的な指し手が定まっていない難しい局面になります。この駒組から戦いに切り替わる場面では天文学的な数字の読みを行っていると思います。決して直感ではない根拠のある論理的な指し口でリードを広げていきます。