新型コロナウイルス感染予防のため、日常生活での自粛が続いている。今年の夏は、例年のようにレジャーに出かけることはかないそうにない。あと少しの辛抱だが、自粛疲れしてきたのも確か。そこで今回は、１０代～３０代の男女１００人に「見ると元気になれる映画」について聞いてみた。

　第３位は、『銀魂』と『トイ・ストーリー』が同率でランクイン。

　２０１７年に公開された映画『銀魂』シリーズは同名人気漫画の実写化で、主演の小栗旬ほか、菅田将暉、橋本環奈らメインキャストも豪華なことで話題になった。ストーリーは、パラレルワールドの江戸を舞台に万事屋を営む主人公と仲間たちの活躍を描いたコメディで、再現度の高さから原作ファンにも人気が高い。この映画を選んだ人からは、「バカらしいが原作の雰囲気を忠実に再現していて楽しい」（３７歳／男性／総務・人事・事務）、「ストーリーが面白く、ひたすら笑える」（３５歳／女性／主婦）、「コメディ要素が多く、面白い。笑えて元気が出る」（２１歳／女性／営業・販売）と絶賛されていた。

■「音楽が超楽しい」

　一方、１９９６年公開の『トイ・ストーリー』は、ディズニー・ピクサーの人気シリーズ。オモチャたちの世界を舞台に、人とオモチャの絆を描いたフルＣＧアニメーションは、子どもだけでなく大人人気も高い。そんな『トイ・ストーリー』には、「自分の子ども時代を思い出すとともに、ウッディの持つ正義感と勇気、他のオモチャたちとの友情が描かれていて勇気が出る」（２９歳／女性／学生・フリーター）、「全編明るい感じがいい。笑顔になれる」（３７歳／女性／会社経営・役員）、「大人が見ても面白い」（３５歳／男性／金融関係）という理由が挙がっていた。

　第２位は、『天使にラブ・ソングを…』。

　１９９３年に公開されたウーピー・ゴールドバーグ主演の『天使にラブ・ソングを…』。殺人現場を目撃してしまったクラブで働く女性歌手が、裁判が行われるまでかくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いたミュージカル・コメディ。５月１５日に、視聴者リクエストにより『金曜ロードＳＨＯＷ！』（日本テレビ系）で放送されたことも話題になった。この映画には「楽しくて、明るく前向きなところ」（３６歳／女性／主婦）、「音楽が超楽しい」（３８歳／女性／主婦）、「歌のシーンが圧巻で、最後には幸せな気分になれる」（３８歳／女性／主婦）、「ラストの合唱パートで、全員が見事な歌唱力でその場を盛り上げるシーンを見ると元気が出る」（３５歳／女性）など、主人公たちのパワフルな歌と前向きさにひかれる人が多かった。

■地上波放送では毎回Twitterトレンド入り

　そして第１位は、『サマーウォーズ』。

　２００９年に公開された細田守監督アニメ映画『サマーウォーズ』は、気弱な高校２年生の健二がネット上の仮想空間「ＯＺ」で起きた事件に巻き込まれ、世界の危機に周囲の人々と一致団結して立ち向かう姿を描いた作品。健二の声優を神木隆之介が、ヒロインの夏希を桜庭ななみが務めたことも話題になった。これまで『金曜ロードＳＨＯＷ！』（日本テレビ系）で５回放送され、そのたびに健二のクライマックスのセリフ「よろしくお願いしまああああす！」がＴｗｉｔｔｅｒのトレンドワード入りする。『サマーウォーズ』には、「健二たち登場人物の成長ぶりに勇気づけられるから。元気がないときに何となく見たくなる」（２４歳／女性／学生・フリーター）、「最後まで諦めずに仲間の力を集めて戦うところ」（２３歳／男性）、「仲間と力を合わせて敵に立ち向かうストーリーで、こちらまで元気になる」（１５歳／男性／学生・フリーター）、「ＯＺの世界が印象的で、行ってみたいと思わされる。何回見ても面白い」（２７歳／男性／学生・フリーター）など、友情や勇気に心打たれるという理由が大多数。

　以上が、元気が出る映画トップ３。楽しい映画で気分をアゲて、明日への英気を養おう！