新型コロナウイルスの影響で、５日１日の公開が延期になっていた、長澤まさみ（３３）の主演映画『コンフィデンスマンＪＰ プリンセス編』が７月２３日に公開される。

「公開前のプロモーションも活発になってきていて、長澤ら主要キャストは６月１２日放送の『めざましテレビ』、同月１５日に『ノンストップ！』（いずれもフジテレビ系）に出演。７月５日にはＹｏｕＴｕｂｅでの生配信も開催。長澤をはじめ東出昌大（３２）、小日向文世（６６）、小手伸也（４６）らが登場し、ファンとのオンライン交流を行いました。東出は今年１月に報じられた唐田えりか（２２）との不倫騒動があまりに強烈だったので、宣伝活動には加われないと噂されていたのですが、テレビもオンラインイベントの双方ともに無事参加できました。心配事もクリアして、あとは公開を待つばかりでしょう」（映画誌ライター）

　映画２作目の公開前であるが、３作目のクランクインが来春に行われると言われている。

「２０１９年５月にロードショーされた、前作『コンフィデンスマンＪＰ ロマンス編』が興収約３０億円と大ヒット。昨年公開された実写の邦画作品で５位に入るほどでした。２０１８年４月から放送されたドラマ版は、１度も視聴率が１０%に届かなかったのですが、映画化で見事に化けました。今年７月の２作目のヒットもほぼ間違いないでしょうし、早々に３作目の製作を決めたのでしょう。来年３月には撮影が始まるという話ですよ」（芸能プロ関係者）

　製作予定の３作目は、主演の長澤の意見が強く反映されているという。

「３作目のロケは、長澤さんたっての希望で、ハワイでロケを行うといいます。２０１８年に長澤さんが山田孝之さん（３６）と共演した映画『５０回目のファーストキス』の撮影でハワイを訪れた際に、気に入ったということだそうですね」（前同）

■キムタクに丸投げ!?

　前出の芸能プロ関係者は続ける。

「主演女優が“気に入っているから“という理由で、ロケ地が決まることはまずない話ですよね。ただ、長澤さんには製作陣は頭が上がらず、意向を尊重するしかないのではと。２０１９年１月公開の映画『マスカレード・ホテル』のプロモーションのときも、長澤さんのわがままに近い話が通ったそうですからね……」

　２０１９年２月の『週刊女性』（主婦と生活社）によると、長澤は同年２月４日に行われた『マスカレード・ホテル』の大ヒット御礼舞台挨拶を欠席。スケジュールの都合で、プロモーションのためのテレビ出演もあまりなかったという。

「２０１８年末にバラエティ番組の収録は行われていたそうですが、長澤さんは舞台本番とプロモーションの日程が被っていたそうです。ただ、長澤さんの気が乗らないために、欠席したという話も聞きます。『週刊女性』の記事にもありましたが、長澤さんを担当していたチーフマネジャーが退社したため、事務所内でも彼女を制御できる人がいないそうですから、そうした可能性もあると思います。長澤さんが出ない代わりに、主演の木村拓哉さん（４７）が、出過ぎというほど奔走していたといいます。もし、長澤さんが気分で宣伝活動に加わらず、木村さんに丸投げしていたとしたら、恐ろしいですね」（前同）

　長澤は、松山ケンイチ（３５）と共演する、今後製作、公開される予定の映画『ロスト・ケア』の撮影を巡っても、ひと悶着あったという。

「映画の撮影が始まる直前に、長澤さんサイドから出演辞退の申し出があったという話もありました。ただ、松山さんとの共演を拒否したわけではなく、７月９日発売の『週刊文春』（文藝春秋）によると、長澤さんのスケジュールが合わなくなってしまったといい、今後再調整して、撮り直すそうです。撮影は２月中旬からだったということで、もしかしたら東出の騒動を巡る予定変更などの影響もあったのかもしれません」（同）

■継続可能な爆発的ヒットを連発！

　人気女優ゆえか、スケジュール面が絡む話が尽きないようだが、そこには長澤の凄まじい勢いが関係しているという。

「長澤さんが出演した映画は軒並み大ヒットしています。２０１９年の映画の興行収入を見ると、『コンフィデンスマンＪＰ』は約３０億円、『マスカレード・ホテル』は約４６億円、『キングダム』が約５７億円で、長澤さんの出演作だけで１３０億円も稼いでいるんです。この３作は、２０１９年に公開された邦画の実写作品のトップ５に入っていますし、日本映画界も長澤さまさまではないでしょうか。これだけの収益を生み出すのですから、事務所も製作陣も頭が上がらないでしょうね」（映画製作会社関係者）　

『キングダム』での演技が評価され、３月６日に授賞式が行われた日本アカデミー賞で、長澤は最優秀助演女優賞を獲得。同作の続編の製作も５月２９日に発表されている。

「関係者が長澤さんに足を向けられないのは、それぞれの作品の続編の存在もあるでしょう。『キングダム』は発表されたパート２だけでなく、すでに４作目まで決まったという話もあります。また、『コンフィデンスマンＪＰ』も来春撮影、『マスカレード・ホテル』の続編も来年早々にクランクインという話が聞こえてきています。３作とも人気が尽きない限りしばらくは継続できますから、『コンフィ』と『マスカレード』の２作の製作にかかわるフジテレビも長澤さんには、感謝してもしきれないでしょう。

　これだけの人気があれば、ロケ地の希望くらい通してあげて当然だと思います。少々の無茶が言えるほどの利益を出していて、なおかつスター性も抜群。今後さらに、彼女の発言力は強まりそうですね」（前同）

　１３０億円女優の前では、ハワイのロケなんて安いもの。キングダムもハワイロケになる？