味も見た目もハッピーターンだけど... 謎の割れ煎「にこやか」に注目→その正体を亀田製菓に聞いた (2/2ページ)
![本当に元ハッピーターンだった(画像は@rodory0420さん提供)](https://image.dailynewsonline.jp/media/b/b/bbd56ad72067f3b2446ceffb3f8a801e961b4ba7_w=666_hs=31dab71dc60f77c1f0a211569d9a6ae2.jpeg)
本当に元ハッピーターンだった(画像は@rodory0420さん提供)
割れていること以外はハッピーターンと同じ。ハッピーターンの生産量や、割れ煎の比率については「非公開」とのことだった。
しかしなぜ「にこやか」という名前なのだろうか...。
公式サイトによれば、ハッピーターンの名前は第1次オイルショックで不景気の時に「幸せ(ハッピー)がお客様に戻って(ターン)来る」ようにと願いを込めて付けたという。ハッピーがターンした結果、にこやかになったのだろうか。
広報担当者に聞いてみたが、
「『にこやか』は弊社の商品ではないため詳細は分かりかねます。おそらく、ハッピーターンの世界観をもとにネーミングいただいた商品なのだと思っています」
との回答だった。
「にこやか」の由来、卸業者に聞いてみると...「にこやか」のことがもっと知りたい...。そう思ったJタウンネットは「にこやか」を販売する丸武古泉商店(新潟市)を取材した。
代表の古泉幸一さん(58)によれば、先代である古泉さんの父は亀田製菓の創業者・古泉榮治さんの親戚。「にこやか」は榮治さんの妻の親戚が経営する菓子食品卸・古泉商店でも販売している。
古泉さんによれば、「にこやか」は古泉さんが店を引き継いだ33年前にはすでにあった。商品名については、
「亀田製菓の当時の担当者が決めたと思う。ハッピーターンの直訳ではないでしょうか」
としている。
丸武古泉商店で販売している割れ煎の総称は「特選お徳用あられ おせんべい」で、にこやかのパッケージにもそのように記載。にこやかは個別の名称、という位置づけだ。
にこやかは、亀田製菓の工場売店や、丸武古泉商店が運営する問屋「ご縁まんかい屋」、スーパーなどで販売している。価格は商品を卸す店によって異なるが、150グラム大体100円前後。本来なら低価格でハッピーターンの味が楽しめるお得な商品のはずだが、残念ながら最近はフリマアプリのメルカリに出品されていることもあるという。
「うちは安く美味しく食べていただこうと思って出しているんだけど、メルカリだとどうしても一袋300円以上とかになっちゃって...あんまりこういうことしてほしくないなあ」(古泉さん)
ハッピーターンから形を変えた「にこやか」、街で見つけた際は自分のために購入しよう。