ビジネスにおける戦略と戦術の違い (3/3ページ)
戦略を考えるなら、
(1)キシリトールガムを買う人数を増やす (2)キシリトールガムの1人あたりの消費量を増やす (3)キシリトールガムの単価を上げる
の3つのうち、どれか1つを戦略として選びます。
ここで、消費者を調べたところ「清涼感のあるガムを食べる人は全体の2割だけで、キシリトールガムを好む人口は増える見込みがない」としましょう。
そうすると戦略のうち
(2)キシリトールガムの1人あたりの消費量を増やす (3)キシリトールガムの単価を上げる
の、いずれかを取るしかありません。
そこで出てくる戦術(プラン)は例えばこんな感じです。
・ キシリトールガムの1人あたりの消費量を増やすために「2つの味を組み合わせれば、新しい味を楽しめる!」と、1度に2個以上食べる考えを浸透させる
・ キシリトールガムの単価を上げるために「口臭菌を除菌できる」をキャッチフレーズにした、より抗菌力の高いガムをプレミアム価格で売り出す
いかがでしょうか? 大きな戦略から考えたからこそ、店頭に実際ありそうな戦術まで落とし込めたと思います。
マーケティングの事例で戦略と戦術の違いがはっきりしたと思いますので、今後はご自身の戦略・戦術立案に生かしていただければと思います。
(トイアンナ)
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