矢野監督、藤浪一軍昇格に歯切れ悪く…本人は奮起も望み薄のワケ 昇格しても出番なし? (2/2ページ)

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リリーフは試合に出る、あるいは、連投を前提に調整しているので、体のキレや疲労を残さないため、短時間での集中練習が一般的だが、先発は違う。次の登板日を見越してランニングや遠投だけ、キャッチボールの距離を変えるなど日によって、練習メニューが異なる。

 先発要員として獲得したガンケルをリリーフで使うということは、「一軍の先発投手は飽和状態」。つまり、藤浪が帰って来る場所はないということだ。

 「8月に入れば、9連戦が予定されています。6人の先発投手を『中6日』の等間隔で回すとしたら、9連戦の7試合目に先発投手がいません。そこで藤浪が出て来ることも考えられますが。6人の先発投手たちに『中5日で調整しろ』と事前に通達すれば、問題はありません」(球界関係者)

 矢野監督がいつになく、回りくどいコメントを発した理由は、この辺にありそうだ。関係者によれば、藤浪はメンタル的に前向きな気持ちになっているそうだ。「好投しても、チーム事情で昇格は厳しい」と、ハッキリ言えなかったのだろう。仮に昇格したとしても、登板の機会はなさそうだ。いっそ、藤浪にリリーフをやらせてみるのはどうだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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