ISSA『火サプ』で仮面ライダー愛爆発!壮大すぎる“巨悪の過去”

日刊大衆

ISSA(DA PUMP)
ISSA(DA PUMP)

 7月14日の『火曜サプライズ』(TBS系)に、ダンス &ボーカルグループ『DA PUMP』のリーダー・ISSA(41)がリモート出演。仮面ライダーについてあまりにも熱く語り、ツイッターのトレンド入りを果たした。

「有名人たちが自分の“お宝”を公開する企画の1品目に、ISSAはジュラルミンケースに入った初代『仮面ライダー』全98話のDVDボックス(ケース込み約10万円)を披露しました。その際、かつて自分が変身したことのある悪のライダー『バールクス』の変身アイテムやポーズを披露したことで、ツイッターは“仮面ライダーが大好きなISSA”“生バールクスだ!”と盛り上がっていました」(WEB編集者)

 ISSAは03~04年の『仮面ライダー555』(テレビ朝日系)とその劇場版、05・07年の映画『THE FIRST』と『THE NEXT』、そして『平成ライダー』の終わりを締めくくる記念作18~19年『ジオウ』とその劇場版『OverQuartzer(オーヴァークォーツァー=OQ)』で主題歌を担当しており、仮面ライダーファンの間では“ライダーミュージシャン”として認知されている。

「19年8月にリリース以降、歌番組なで披露される『P.A.R.T.Y〜ユニバース・フェスティバル〜』は、実は『OQ』の主題歌。同曲が流れるたび、ツイッターに“まだ平成”“平成の歌”という文言がやたらと投稿されるのが、特撮ファンにとってはお約束です。ISSAが出演した『OQ』は、邦画史上類を見ない、“平成”を強調したとんでもない映画でした」(特撮ライター=以下同)

↓東映映画チャンネルより

 今回のISSAトレンド入りの際も、関連ワードに「平成」が出ていたほか、「定期的にTLが平成になるの流石過ぎる」「ISSAさんこと平成醜いおじさんの自宅公開とは見物!」「ISSAが変身した時点でここは平成よ」と、やたらと「平成」という単語が飛び交っている。いったい、ISSAは『OQ』で何をしたというのか。

■「お前たちの平成って醜くないか?」と話すISSA!?

「そもそも『ジオウ』は平成ライダー20周年記念作ということで、1年かけて歴代のレジェンドたちとコラボするお祭り的な作品でした。『OQ』はテレビ本編終盤の19年7月末に“平成仮面ライダー、最終章。”“真の最終回”をテーマに公開。ISSAは、歴史の管理者『クォーツァー』のボス・常磐SOUGOことバールクスとして、主人公のソウゴ(奥野壮)の前に立ちはだかったんですが、発言や動機がいちいち観客の度肝を抜くものばかりだったんですよ」

 劇中でISSAらクォーツァーは、「令和を迎えるにあたって、一度平成そのものを消し去ろうと、“平成生まれ”の人間や建造物(スカイツリーなど)を破壊する」「平成全体のリセットをして、もう一度平成をやり直す」という、改めて説明されてもよく分からない行動を起こして、世界を危機に陥れた。ちなみに、DA PUMPのメンバーは『クォーツァーのメンバー』として出演している。

「動機を主人公に聞かれた際にISSAは“お前たちの平成って、醜くないか?”“まるでデコボコで、石ころだらけの道だ。俺が平成という道を、キレイに舗装しなおしてやる”と返してバールクスに変身したり、戦闘中も“平成ライダー自体に、意味がないからな!”というよく分からない理屈でソウゴこと『ジオウ』の能力を無効化して蹂躙したりと、まさにやりたい放題(笑)。

 最後には歴代平成ライダーたちと協力して放った『平成ライダーキック』に敗れるんですが、その際も“平成と書かれた板を掲げながら爆散”という、89年に小渕総理が平成の元号発表をした際のパロディを披露し、観客を沸かせました(笑)」

■平成ライダーの終わりを飾った

『OQ』は平成仮面ライダーを題材としたメタフィクション構造の映画で、世界観に統一性のない平成ライダーを否定する敵(面倒なファン)に、「瞬間瞬間を必死で生きてきたんだから、みんなバラバラなのは当たり前だ!」と主人公(番組)が『平成ライダー』を肯定する作品だった。先述のようにあまりにも強烈なセリフや行動の数々が大いにインパクトを与え、いつしか「OQ=平成の象徴」として特撮ファンに認知されるようになったのだという。「平成の終わり」を強調していたにもかかわらず、公開された時期はすでに令和だったことも、より伝説に拍車をかけた。

「ネタとしての要素も目立つ映画ですが、ISSAは“平成ライダー完結編”のトリを飾る大役に抜擢されたわけです。『火サプ』でも“小さい頃から仮面ライダーが好き”“いつかライダーになりたいと思っていた”と話していましたが、ここまでの大役とはISSAも驚いたでしょうね」

■生き方はライダーから学んだ

 映画を担当した田崎竜太監督は当時の舞台挨拶で、

「みなさんご存じのとおり、ISSAさんには平成仮面ライダーの中で幾度となくお力を借りています。ここで改めてお礼を申し上げます。平成仮面ライダーを締めくくる"ラスボス"として、これ以上ふさわしい人はいないと思って出演を依頼し、ご快諾してもらってほんとうによかったです」

 と、ISSAを絶賛していた。

「19年7月31日に『時事ドットコム』に掲載された『OQ』のインタビューでも、

“どんなにつらいことがあっても、本番になったら笑顔で何かを伝えなければならない。この思いは、仮面ライダーから学んだものかもしれません”“(バールクスについて)ヒールの美学を感じた。病みつきになりそう”

 と、仮面ライダーに対する愛を炸裂させていました。今後も、機会があれば仮面ライダーに出演してほしいですね」

 普段の歌手活動とは一味違う、役者・ISSAとしての活躍に期待したい。

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