天才テリー伊藤対談「奥山かずさ」(1)ミスコン1位でも意味がわからず… (2/2ページ)
奥山 外で遊ぶのがすごく好きで、日焼けした活発な子だったと思います。あと高校生の時まで、美容やファッションにまったく興味がなくて。
テリー 偉いじゃん。俺はそういうの、カッコいいと思う。普通だったら中学2~3年になると色気づいて化粧覚えて、「早く東京に行って、いい男を見つけたい」とか思うじゃない。
奥山 そういうの、まったくなくて。テレビも見なかったですし、いろいろと疎かったんです。
テリー インターネットの時代は、情報を入れるほうが逆に不健康だと思うから問題ないよ。じゃあ中学・高校の時は何をしてたの。
奥山 部活とか、体を動かすことばっかり興味がありました。小学生の時は野球を、中高はソフトボールをやっていて、あとは何だろう‥‥特に趣味もなくて、ボーッと生きていたような気がします。
テリー いやいや、スポーツだって立派な趣味だよ。こんなに美人なんだから、学生時代からモテたんでしょう。
奥山 中学校の時に「ミス○○中」みたいなイベントがあって、そこでなぜか1位になったんですよ。その時は、なんで自分がそこに選ばれているのか、まったく意味がわからなかったんですけれど。
テリー ということは、自分から立候補したわけじゃないんだ。
奥山 候補者のリストに私の写真が勝手に貼られていたんです。その頃の私はイジられキャラだったので、「きっと1位にされたのもネタのつもりなんだな」と思っていたんです。でも、高校の時も似たようなイベントでやっぱり1位になってしまって。
テリー 高校のミスコンでも? すごいじゃん。
奥山 いえいえ、でもその時、初めて「もしかしたら私、かわいいのかも」と思うようになってきて(笑)。
テリー 本物の美人って、そんな感じなんだろうね。コンプレックスがないから、容姿に悩むことがない。
奥山 というより、ちゃんと自分の顔を鏡で見ていなかったんですよ。芸能のお仕事を始めてからは、いろいろ気づきっぱなしで、逆に大変なんです。