平野紫耀×中島健人『未満警察』大惨敗が招く“J帝国の崩壊”!

日刊大衆

中島健人(Sexy Zone)、平野紫耀(King&Prince)
中島健人(Sexy Zone)、平野紫耀(King&Prince)

 Sexy Zone(セクゾ)の中島健人(26)とKing&Prince(キンプリ)の平野紫耀(23)がW主演を務める日本テレビ系ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(土曜22時~)がピンチを迎えているという。

 同ドラマは警察学校を舞台に、中島演じる頭脳派の本間快と、平野演じる肉体派の一ノ瀬次郎が、“警察未満”でありながらさまざまな事件の解決をしていくというストーリー。

『未満警察』も他の4月クールのドラマと同様に、新型コロナウイルスの影響で放送開始が延期に。2か月半遅れで始まった6月27日放送の初回は平均世帯視聴率が11.2%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2桁超えの好発進をしたものの、第2話は9.0%、7月11日放送の第3話は8.4%と、さらに数字を落としてしまったのだ。

「世帯視聴率もそうですが、日本テレビが重視している個人視聴率もはっきり言ってよくありません。日本テレビサイドとしても2人が数字を持っていないことは薄々分かってはいたといいますが、ドラマにGOを出したんです。それはやはり、“ポスト”となる国民的スターを育てていかなければならないという思いもあるからかもしれません。

 ジャニーズ事務所と関係が深い日本テレビとしても、現状は足りていなくても、中島と平野というセクゾとキンプリの中心人物を盛り立てていかなければ、という思惑もあったのではないでしょうか。ドラマを盛り上げようと、放送前からバラエティ番組や情報番組に中島と平野をガンガン出演させ、番宣を積極的に行ってきました。

 ところがふたを開けてみればこの非常に厳しい視聴率。日本テレビ内部でも“やっぱり2人では厳しかった”という評価になっているといいます」(芸能プロ関係者)

■2つの興ざめポイント

『未満警察』は、2017年に韓国で公開された映画『ミッドナイト・ランナー』のリメイク作品。日本でも話題のドラマ『梨泰院クラス』で主演を務めるパク・ソジュン(31)とカン・ハヌル(30)がW主演を務め、興行収入41億円超えの大ヒットとなったが――。

 ドラマ関係者は話す。

「日本版でいただけないのが脚本と演出です。監禁や洗脳など、扱うネタはヘビーなのですが、中島と平野がイチャイチャし過ぎて興ざめしてしまう視聴者もいるようです。それに上半身裸や筋トレシーンなど、サービスシーンが多すぎるのもドラマ好きには興ざめポイント。2人のファンは嬉しいんでしょうが、警察ドラマはリアリティが重要なのに、アイドルドラマの要素を無理やりくっつけた感じで、どうしても見ていて違和感が出てきてしまうんです。

 原作があるから、ガラッと内容を変えられない事情もあるんでしょうが、いっそオリジナルストーリーにして、明るいトーンだったらまだ面白かったかもしれないですね。中島と平野のバディのやり取りはテンポもよく、見ていて楽しいですし。

 それに、同クールで放送している星野源(39)と綾野剛(38)の『MIU404』(TBS系)が警察バディものとしてはよくできているので、それと比較しちゃうと、どうしても劣っている印象を持たれてしまいますよね」

■『3年A組』の成功体験

 中島と平野だけが悪いわけではなく、脚本や演出にも低視聴率の理由があるが、このドラマがジャニーズ帝国崩壊のきっかけになる可能性すらあるという。

「結果としてドラマは惨敗ですから、どうしても主演2人の評価は下がってしまう。そして、同じ日本テレビ系で2019年1月クールに放送されたドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』の存在もあります。

 菅田将暉(27)が主演した『3年A組』は、1人もジャニーズタレントを起用しなかったのに、社会現象になるほどの大ヒット作品になりました。日本テレビはその成功体験から、“ジャニーズタレントは必要ない”といった思いや、“1つの事務所に気を遣うよりも本当に面白いものを作らないと、今の視聴者はついてこない”という考えになっているといいます」(前出の芸能プロ関係者)

■嵐よりもお笑い第7世代

 2019年1月27日に嵐が活動休止を発表した際には、嵐が出演する番組は“活動休止バブル”とばかりに、軒並み視聴率を上げた。

「最近はそのバブルも落ち着きを見せていています。嵐のファンは30~40代が中心です。一方、EXIT霜降り明星ミキなどのお笑い第7世代のファンは子どもから10~20代の若年層。テレビ局がほしいのは広告出稿が見込める若年層の視聴率です。

 実際、第7世代が多数出演する『THE突破ファイル』(日本テレビ系)と、『VS嵐』(フジテレビ系)ですと、個人視聴率では『突破ファイル』のほうがいいんです。今やテレビ関係者の間では、嵐よりも第7世代のほうが数字を持っているという認識になりつつあります。

 テレビ局も新型コロナウイルスの影響で広告収入が激減し、まったく余裕がありませんから、ジャニーズ事務所に忖度している場合でもありません。今後は単純に、人気があり、視聴率が見込めるタレントを使っていくという方針がより強化されるのではないでしょうか。ジャニーズだから、そういって優先されるということは、テレビ界ではもう終わったと言えるでしょうね」(キー局プロデューサー)

『未満警察』はまだ始まったばかり。中島&平野の活躍で、ジャニーズ帝国を再建してほしいものだが――。

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