ビートたけしの名言集「弟子に対してもていねいな気遣いに恐縮」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

恐縮といえば18年程前、わたくしが殿の付き人をしていた頃、高田文夫先生が主催するイベントに殿が出ることになり、かなり大きな会場の、かなりたくさんのお客の前で、実に久しぶりに高田先生とトークをするといった仕事がありました。この時、出番前の殿は、“客前はいつだって緊張する”という持論どおり、タバコを早いスパンで吸いながら、わたくしが手に持つ紙コップの中のお茶を、タバコと交互にせわしなく口に運んでいたのですが、紙コップを渡すたびに「おっ、サンキューな」と、何度もこちらにお礼を言ってきました。

 子供の頃から心惹かれ、夢中になったあこがれの人に、弟子として当然の仕事をしただけでお礼なんて言われたら、どんなバカでも、それはもう圧倒的恐縮以外ありません。はい。

ビートたけしが責任編集長を務める有料ネットマガジン「お笑いKGB」好評配信中!

http://www.owarai-kgb.jp/

◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

「ビートたけしの名言集「弟子に対してもていねいな気遣いに恐縮」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2020年 7/23号ビートたけしの名言集お笑いKGBアル北郷ビートたけしエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る