松本人志への「白票でも選挙に行くべき」批判は殆んど意味がない理由

アサジョ

松本人志への「白票でも選挙に行くべき」批判は殆んど意味がない理由

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が7月12日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、5日に投開票された東京都知事選に行かなかったことを明かしている。

 現職の小池百合子氏が他の候補者を圧倒して再選を決めた都知事選。コロナ禍による社会不安も相まって、今回の選挙への投票率増加が期待されたが、蓋を開けてみれば55%という数字に終わり、前回の59.7%すらも下回る結果に。

 そして、同番組で政治に対する見解を述べる機会も多い松本人志もまた、投票に行かない45%の中の1人だった。「お叱り受けるかもしれませんが、行こうよ選挙って皆言うんでしょうが、消去法的な選挙に意味があるのか」と切り出し、今回の都知事選は候補者による決定打に欠けたと述懐。さらに「っていうことで、僕は都知事選という選挙を消去してしまいました」「(該当者)『無し』っていうのを1個設けてくれたら行くけどね」などと語り、もしも“該当者無し”が最多得票を稼いだ場合には「(都知事は)なしですね」とボケている。

「最後はボケで落とした松本ですが、ネットでは『今後政治について語ることはやめてください』などのキツい指摘も。やはり情報番組のレギュラーコメンテーターを任されていることが引っかかったのか、『残念です』『選挙に行かなくても良いという変な印象を与えたと思う』『たとえ本音でも、選挙に行くことに“意味があるのか?”は口にしてはいけない』『投票したい人がいなければ白票を投じるべき』といった数多のお叱りの書き込みがありました。しかし、白票を入れてすべての候補者に“NO!”を突きつけるというのは現実的ではなく、白票は無効票と同じ扱いで効力としては棄権と同じ。結局は有力候補を利することになります。ただし、芸能界屈指の影響力を考えると、棄権したことをテレビで公言したのはまずかったかもしれません。多忙なのはわかりますが、『ワイドナショー』の仕事の一環と考えてもよかったのでは」(スポーツ紙記者)

 次期選挙では、しっかり投票所に行って、現場で仕込んだ政治ネタも披露してほしいところだ。

(木村慎吾)

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