のんと桃井かおり“天才女優2人”のガチンコ「NG」と「ベスト」

日刊大衆

のん
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 女優ののん(27=本名・能年玲奈)がナビゲーションを務める7月19日放送のラジオ『INNOVATION WORLD ERA』(J-WAVE)に、女優の桃井かおり(69)がロサンゼルスからリモート出演。役者と映画監督として活動している2人によるトークが繰り広げられた。

 ちなみに、のんは17年に著書『創作あーちすと NON』(太田出版)での対談や、19年にのんが監督、脚本、編集、撮影などを務めた映画『おちをつけなんせ』などで桃井と交流があり、インスタでも2ショットを公開したりと、仲がいいことで知られている。

「ロサンゼルスでは、いまだに映画の製作がストップしていることや、のんが最近岩井俊二監督によるリモート映画『8日で死んだ怪獣の12日の物語』のリモート撮影に参加した、という互いの近況報告から、トークは始まりました。この時、桃井は以前のんと共演した際に“結局は、一人で撮ったほうがいいんじゃないか”と話していたことも明らかになり、そこからさらに会話が発展していきました」(放送作家)

 桃井はのんと共演時の現場を振り返り、

「のんちゃんはすげえガマン強い人なんだなと、性格の良さに驚いた」「私なら、怒鳴りまくっちゃってたと思う」

 と、のんの性格の良さを指摘したほか、撮影中にのんが「ちょっとカメラ貸してもらっていいですか? 自分でやってみます」とセルフで撮影を行った際に、「この人は本当に一人で撮った方がよかったのに、と思った」とのんのスゴさを称賛していた。

■かつてはこだわりのあまりトラブルに

「13年の『日刊サイゾー』でも報じられていましたが、桃井は08年の『SCANDAL』(TBS系)で、監督の指示を無視してカメラマンや、自分の立ち位置を勝手に変えたこともあったそうです。それだけ作品作りにこだわりがある、ということですね。だからこそ、自分と近いものを感じているのんの意外なガマン強さに驚いたのではないでしょうか」(女性誌記者)

 その後も、共演時のことを振り返って、

「次は台本なしでやってみたら? 今度台本なし(の)方法教えるね」「(のんは)機嫌が悪くなるとソプラノ声になるよね」

 と、女優というよりも“表現者”としての意見も交えつつ、トークに華を咲かせた。

「この際も、“あんなに機嫌悪くならないで、現場にいられるってすごいと思った”“怒っていいことないって勉強させていただいた”と、のんの人柄を称賛していました」(ラジオ局関係者)

 その後も演技論やコロナ禍の生活などについて話題にしたほか、のんと桃井の共通点である「怒り」についての話題もあった。

■感情を大切にする2人

「思いつく(創作活動)っていうのは嫌なことを平気で“大丈夫”と思ってやってしまったり、好きでもない人とキスしたり。そういうことが“気持ち悪い”って思えない身体にしていると、やっぱり生めなくなっちゃうような気がして。で、私は“いやだ!”って思い切り感情を出しちゃう」(桃井)

「怒りとか、納得いってないことをなかったことにしちゃうと、役者として自分が死ぬなってすごく思った時があって。自分の才能が無くなることはしたくないって、すごく思ってます」(のん)

 と、互いに「怒りの感情」についての大切さを語っていた。

「のんは19年6月6日の『BUSINESS INSIDER』のインタビューでも、歌や絵といった創作活動について“根底は「怒り」がある”“(喜哀楽に比べて)怒るという感情だけが「のけもの」みたいになっていると思うんです”と、自身の価値観を明かしています。

 同年10月の『オリコンニュース』インタビューでも“一番お気に入りの感情”と何度も言及していて、本当に創作の根底にしているようですね」(女性誌記者)

■型破りな桃井に認められるのん

 かつて04年に『爆笑問題のススメ』(日本テレビ系)に出演した際、桃井は、50歳を過ぎた後に少年とばかり付き合っていた時期があった、と明かし、

「あるとき”かおりぃ、お赤飯炊いてくれない?”なんて言われて、アンネかいなんてふざけて訊いたら成人式だって言うのよね」

 と、それまで年齢も知らずに19歳の少年と交際していた経験を明かしたほか、

「才能ある若い子って未熟じゃなくて未経験なだけ。アタシ的には楽しくてヒジョーに居心地が良かったわけ。今は若い子に全く関心がなくて、これからは死ぬ直前の男と付き合って“お前が最後の女だ“って言わせたい」

 と、価値観に変化が訪れたことを話していた。

「その後、15年1月に事実婚状態だった、50年来の友人だという音楽プロデューサーの男性と結婚。たびたび桃井のインスタに登場したり、15年12月の『Xmasスペシャル中居正広が結婚を考える夜。』(フジテレビ系)では夫について、

“すっごい、こよなくいい人。私、いい人ってあんまり好きじゃなかったの。いい人ぶってるって思ってたから。したら、生まれながらのいい人だったわけ。それはね、敵わないよ”

 と、夫の人柄を称賛していました」(専門誌記者)

 今回のラジオの最後ではそんな型破りな桃井から、「どうにか(コロナウイルスのワクチン)発明できない?」「世界が困ったときは、のんちゃんに聞け! っていうね(笑)」

 とまで言わせていたのん。SNSでも、

「なんか、大友(今年4月にラジオ出演した大友良英)さんといい桃井さんといい、世界がのんちゃんを求めてる」「間違いなく桃井さんはのんちゃんを認めてくれている。今回の話は、すごい糧になると思う」「のんちゃんと桃井さんとのトークは中身も濃いので一度聴いたぐらいじゃ咀嚼しきれませんね」

 と、絶賛の嵐だった。

 のんと桃井。天才2人のトークは、やはり規格外。また改めて2人の共演作が見たい!

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