７月１８日放送の『音楽の日２０２０』（ＴＢＳ系）で、今年３月にジャニーズ事務所を退所した中居正広（４７）と、ジャニーズ所属の１４グループの共演が話題になった。同番組は、１０年にわたり中居とＴＢＳの安住紳一郎アナウンサー（４６）がＭＣを務める大型音楽番組で、放送時間は９時間半におよぶ生放送。１０回目の放送となる今回は、新型コロナウイルス感染防止のため、深夜放送の第２部を中止し、第１部のみで「音楽の力で日本を元気に！」をテーマに、豪華な顔ぶれのアーティストたちが出演した。

　ジャニーズからは、ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ、Ｖ６、嵐、ＮＥＷＳ、ＫＡＴ-ＴＵＮ、関ジャニ∞、 Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ、Ｋｉｓ-Ｍｙ-Ｆｔ２、Ａ.Ｂ.Ｃ-Ｚ、ジャニーズＷＥＳＴ、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ、ＳｉｘＴＯＮＥＳ、Ｓｎｏｗ　Ｍａｎといった錚々たるグループが参加。序盤に登場したＳｅｘｙ　Ｚｏｎｅの中島健人（２６）は、番組テーマに関連して「元気になること」を安住アナに聞かれ、「中居さんとご飯に行きました」と告白。すると中居は「あら、そうですか。はい！」とまるで他人事のような返事をし、中島から「なんで覚えてないんですか？」とツッコまれていた。

　中島は、音楽番組の司会を務めることになったとき、中居にアドバイスをもらうために食事にいったと説明。「僕、なんておっしゃってましたっけ」とトボける中居に、中島が「“ＭＣには生放送の余白を埋められる実力が必要だ。それがマスターオブセレモニーだ”って言ったじゃないですか！」と言うと、中居は「“マスターオブセレモニー”なんて、僕使いました？　自分で今勝手につけ加えましたよね？」「俺、そういうこと言うタイプじゃないですよ」と大慌て。中島に「言うんです、中居さん！」と押し切られていた。

　さらに後半に出演したＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓとは、彼らの楽曲『ＫＡＮＺAＩ　ＢＯＹＡ』についてのトークで、中居は「ＫＡＮＺAＩ　ＢＯＹＡ（カンサイボーヤ）ってふざけてるんですか？　何年前の愛称ですか！」とイジった。これに堂本光一（４１）は「ご存じじゃないですか」とツッコみ、堂本剛（４１）も「中居さんがたぶん一番初めに我々のＫＡＮＺAＩ　ＢＯＹＡを紹介してくださいました」と続けた。ちなみにＫＡＮＺAＩ　ＢＯＹＡは、ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓのデビュー前のユニット名。中居は「ＫＡＮＺAＩ　ＢＯＹＡの皆さんでーすって。あれ３０年近く前の話じゃないですか」とニコニコ。光一は曲中、サングラスとキャップで故ジャニー喜多川氏のコスプレをし、中居を逆にイジる場面もあった。

■大トリの嵐とは定番コント!?

　また、今回番組の大トリを務めた嵐とのトークでは、メンバーそれぞれと言葉を交わしていた中居が、「個人的なことなんですけども。いろんな人の歌を聞いてなんか自分も元気もらうと同時に、あれ、ちょっと僕もね。久しぶりに歌ってみようかなって思っちゃったんですよ」とコメント。「大野くんどうでしょう？」と中居が振ると、大野智（３９）が「お前は歌うな」と辛辣なひと言を放ち、そんな大野につかみかかろうとする中居をメンバーが止めるという“お約束”コントを演じた。このやり取りは、中居がＭＣを務めていた『うたばん』（ＴＢＳ系）からの定番で、去年の『音楽の日』でも中居と大野は同じようなやりとりをして観客を沸かせた。しかし今回は無観客のため、中居は「お客さんいないと寂しいな」とボヤいていた。

　そんな中居とジャニーズたちのやり取りに、視聴者からは「後輩くんとの絡みが愛情あってほっこり」「ケンティ中居くんと今も飲みにいける関係なんだね」「中居くんとキンキの関係素敵」「中居くんとＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓのやり取りはずっと見てられる」「中居くんと大野くんの下克上コント最高に面白いｗ」「中居さんと大野さんと下剋上懐かしすぎる」「何度見ても爆笑」「すごくエモい」「すべて愛」「中居くんって事務所辞めたんだったなぁって思うくらい、まだ事務所にいる気がする」など、絶賛の声が続出した。退所しても、先輩後輩の絆はいまだ健在！