『仮面ライダーセイバー』史上初「小説家ライダー」の“時代読みすぎ”7つの期待
「ーー物語の結末は俺が決める!」
7月29日、『令和仮面ライダー』第2作、『仮面ライダーセイバー/聖刃』(テレビ朝日系)が正式に発表され、ツイッターのトレンド入りを果たすなど、大いに話題となっている。セイバーについて仮面ライダーシリーズ公式ツイッターは、
「令和2作目のライダーはその名の通り、聖剣で世界を救う救世主。そして小説家です。剣とペンに込められた人の絆、人の想いが、世界を変えていく物語を皆様とこの時代に一緒に楽しんでいければと思います」
とつづっている。主人公・仮面ライダーセイバーこと神山飛羽真(かみやま・とうま)を演じるのは、内藤秀一郎(24)。近年のライダー主人公は10代後半~20代前半で演技未経験者も少なくないが、内藤は恋愛リアリティーショー『真夏のオオカミくんには騙されない』やドラマ『星屑リベンジャーズ』(いずれもABEMA)での演技経験もあり、年齢もやや高め。PVでも落ち着きのある雰囲気を見せており、序盤から安定感のある演技に期待したいところだ。
内藤は発表会見で、「神山飛羽真は小説家で本に対して人一倍、強い思いを抱いています。何度も本を読むシーンがあるので、ぜひ見てください」と呼びかけていた。
「ストーリーやビジュアルもさることながら、主人公が小説家かつ本屋の店主であることも、注目されています。ヒロインも主人公を担当する新人編集者だったことから物語に巻き込まれていくようですね。変身アイテムのモチーフも聖剣と本で、キャッチコピーも『文豪にして剣豪!!』です。世界観と合わせて、全面的に“本”と“物語”を押し出していますね」(特撮ライター)
今作では、現実世界と異空間“ワンダーワールド”を舞台にバトルが繰り広げられるという。現実から街の一部が消失し、本のページをめくるように展開していく、魔物も飛び交う不思議な世界で、街を元の世界に戻すために飛羽真は戦うのだ。
■ヒロインにも期待大!
物語のヒロインで、飛羽真を担当している新人編集者の須藤芽依(すどう・めい)を演じる川津明日香(20)も、期待大だという。
ヒロインの須藤芽依を演じる川津明日香が表紙の『週刊プレイボーイ』2020年4月13日号
「”中学2年の夏に原宿で8社が列を作ってスカウトした逸材”というすさまじいポテンシャルの持ち主です。その後広瀬すず(22)や広瀬アリス(25)のように『ミスセブンティーン』に選ばれて、14年~18年まで『Seventeen』(集英社)の専属モデルを務めていました。
演技方面でも、16年に映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』でデビューして以降多くの作品に出演しています。最新では、今年7月から放送中の『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)の第2話以降、準レギュラーで出演していますね」(女性誌記者)
そんな期待の若手女優が演じる芽依は、本人いわく「SNSだったり楽しいことにしか興味のない今どきの女の子」だという。役のイメージはYouTuberのフワちゃんであるらしく、「YouTubeでフワちゃんを見たり、テレビも欠かさず拝見しています」と、すでに気合いを入れて役作りに励んでいることも明かしていた。
■小説家要素も話題に
主人公の小説家設定について、SNSでは反響が相次ぎ、
「主人公の職業は“小説家”か。敵味方ライダーは“ライトノベル作家”だったり“ゴシップ記者”だったり“同人字描き”だったりするのかな」「仮面ライダーセイバー、小説家でドラゴン=ペンとドラゴン、ペンドラゴン(アーサー王伝説)って言われててなるほどwと思ってしまった!」「仮面ライダーセイバーは小説家だとか、すると敵は編集者か擬人化した締め切りだな(笑)」
という多くのコメントが寄せられた。さらに、
「宿敵は締め切り」「第〇話:編集部で異動!?消えていたコミカライズ!」「必殺技は“連載打ち切り”」などなど、ちょっとした大喜利状態にもなっていたほか、プロアマ問わず小説や文章に携わっている人もこの話題に触れて、「小説家がライダー…俺か!」「新ライダーが小説家で剣士とかまんま俺やんけ!!」「文豪じゃライダーじゃなくてライターやん…」というコメントも多く見られた。
「セイバーのキャラは、ライダー以外のキャラも含めて“ファンタジー”“動物図鑑”“童話”“ファッション誌”とそれぞれ好きな本のジャンルも設定されているほか、年間を通じて10人以上の仮面ライダーが登場することが明かされています。
キービジュアルの時点で、すでに6人も仮面ライダーが登場しているほか、セイバーの強化アイテムの名前が『ジャッ君と土豆の木』で『ジャックと豆の木』がモチーフだったりと、本にまつわるエピソードが、いまから期待できますね。ちなみに、現時点で名前が判明しているライダーは、『セイバー』『ブレイズ』『エスパーダ』『剣斬』『カリバー』の5名です」(前出の特撮ライター)
■常に流行を取り入れるのがライダーの持ち味
また、「これを機に、子どもが本に興味を持てばいいな」「子どもの本離れも絡んでるのかな」という声や、「仮面ライダーもついに流行の異世界モノに乗っかったか」「文豪×剣豪、なるほど流行を取り入れてきた感じだなー。」「仮面ライダーがいま流行の異世界系を入れてきた」
と、世のトレンドを盛り込んでいることに言及している声も見受けられた。
「近年、ファンタジー世界が舞台の漫画や小説が流行しているので、そういったブームも盛り込んだのかもしれません。仮面ライダーは、流行している要素をうまく取り入れることで定評があります。セイバー主演の内藤も発表会見で、セイバーの世界観について“当たり前の生活ができないことが今の世界にも似ている”と、コロナ禍の現状を踏まえたコメントをしていますね」(前出の特撮ライター)
これまでも、仮面ライダーは旬の要素を取り込み、数多くの傑作を生みだしてきたという。
「02年にアメリカの9.11テロ事件の影響を受け“本当の正義とは何か”がテーマの1つである『龍騎』が誕生したり、宇宙探査機『はやぶさ』を筆頭に宇宙が話題になっていた11年に、宇宙飛行士がモチーフの『仮面ライダーフォーゼ』を生み出したり、その時代の空気を取り入れるのがライダーはバツグンに上手い。最近では、18年に“平成の終わり”を題材に”時の王者”という意味で『ジオウ』が、“令和の1号ライダー”という意味も込めて、『ゼロワン』がそれぞれ生み出されています。ちなみにゼロワンのテーマは、”AI(人工知能)”と”いろいろな職業”で、やはり新時代を意識していました」(前同)
『セイバー』には、子どもたちに本の面白さを伝えて、コロナ禍で鬱屈とした世の中に、ぜひ活気を与えてほしいーー。