「察すること」ができない男性 産後の夫婦危機にどう対処する? (2/3ページ)

新刊JP

男性と女性は、脳のつくりから違うのですが、意識しないと相手が自分と違う性質を持った存在だということがなかなか本当にはわからないんですよね。

――男性側からすると、こうした女性の変化は腑に落ちず、理由もわからずにイライラされて理不尽だと感じることもあるはずです。こんな感情をもった時、男性はパートナーとの関係を壊さないためにどうすればいいのでしょうか。

東野:こればかりは自分が変わるしかありません。「産後の女性はこういうものなんだ」ということを理解して、それを受け入れる覚悟をする。今回の本を通じて、男性の方々の覚悟を促したいという気持ちがありました。

特に出産後の一カ月は本当に意識して、女性の側に寄り添って、相手の気に障ることは言わないように気づかっていただきたいです。かといって奴隷になれというわけではないのですが。

――「奴隷になればいいわけではない」とは本書の中でも書かれています。このあたりが男性にはどうすればいいのか難しそうです。

東野:もちろん、女性の側も男性に奴隷になれと思っているわけではありません。結婚したからには相手のいいところはわかっているし、魅力を感じているはずです。ただ、男性はよく「釣った魚にエサをあげない」なんて言われることがありますが、結婚するまでは相手の気を引きたくて色々なことをやっていたのに、結婚したり子どもができたりしたとたんに、会話が減ってしまう人は多い。相手が自分のことを理解してくれていると思っているとしたら、それは思い込みです。

男女の関係は人それぞれに違うものですから「こうすればいい」という正解はありません。自分で考えるしかないのですが、少なくとも普段の会話は大事ですよね。特に産後のことは、妊娠期間中によく話しておいていただきたいと思っています。

「僕にはこれができる」「私はこれをしてほしい」「これをされたら嫌だ」というのをすり擦り合わせておく。こういうことは出産後の、女性が不安定な時期に話すのは難しいので。二人の間で決めごとがあれば、産後になっても互いにストレスを抱えることは減るのではないかと思います。

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