一度借りたら最後!摘発された「給与ファクタリング業者」のヤミ手口とは? (2/2ページ)
そんなファクタリング業者の台頭が見られたのは東日本大震災の頃から。震災の影響が体力の落ちた業者の資金繰りを圧迫したからです」(前出・社会部記者)
そしてその後も台頭は続き、あまりに旨みの大きいビジネスのため、上場企業や銀行系の企業も(その分、低利で審査に厳しいが)参入している。そしてここ数年は法人ではない個人の世界にもファクタリング商法が侵入し、昨年あたりから集団訴訟が起こされたり、そもそも給与の買い取りを行っていなかった業者が逮捕されたりと、何かと問題となっていた。にもかかわらず貧すれば鈍する、コロナ禍で経済的苦境に立たされた人たちが給与ファクタリングに手を伸ばす事態になっていた。
逮捕された4人は3月以降、全国約2800人の債務者から利息分を含めた1億1800万円もの大金を得ていたという。これもコロナが招いた新しい犯罪様式のひとつかもしれない。
(猫間滋)